恵泉ダイアリー
メディアドクター
2017/03/16
3月14日の午前中に、帝京大学医学部准教授の渡邊清高先生をお招きしてメディアドクターを開催しました。国語の授業でメディアリテラシーを一年間学んできた中学3年生30人が参加しました。
メディアドクターとは、医療・健康に関するメディア報道を読み解き評価する研究会です。今回の講義では癌に関する記事を読み比べました。
参加者は2つの記事を読み、各自で評価した後にグループディスカッションをしました。「Aの記事は、見出しで使われた芸能人のことが、本文にはほとんど書かれていないよね」「Bの記事はパーセンテージが記してあるから、科学的根拠が分かりやすい!」「見出しにある『衝撃』という言葉は、記者の主観だよね」等、活発な意見交換がありました。一年間、新聞やテレビニュースを使って情報を鵜のみにしないで考える力を養っただけあり、参加者からは鋭い意見が出ました。
- 参加した生徒たちの感想●
「普段なら流してしまったり、その記事を信じてしまったりしてしまいますが、今回評価した五つの項目に注意して読むだけで、読者にどんな印象を与える記事か分かるのだと思いました。」
「自分が全く詳しくない医療に関することだったので、知らないことも多くて、新しい知識をたくさん得ることができて、すごく楽しかったです。」