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高校卒業式

2022/03/18

16日、春の訪れを感じさせる陽気の中、高等学校第74回生の卒業式が執り行われました。白いブラウスに黒いスカートまたはスラックス、黒いパンプスを履き、胸にカーネーションのコサージュを着けた卒業生178名が、6年間過ごした学び舎を巣立っていきました。一人ひとりの美しく成長した姿に、感無量の思いで卒業証書を手渡しました。

6年間の最終段階の2年間をコロナ禍にあって過ごしてきた卒業生たちに、イザヤ書55章の御言葉を通して、たとえ人生において私達の考えや思い描くものと異なる場面に出くわすことがあっても、恵みの神は人の思いをはるかに超えた計画を実現される方であること。また、その計画は希望と平和に向かうものであること。平和を実現するために、自分と異なるものを知り、理解しようとすること。そして知り得たことを自分の内でしっかりと咀嚼し、自分の考えを発信していく人になって欲しいと、私から励ましの言葉を贈りました。

卒業礼拝で感話を述べた生徒と同様に、卒業生代表の「感謝の言葉」では、一人の日本人として隣国との関係を含めた東アジア諸国との関係について学び、平和構築のために寄与したいとの熱い思いが語られました。

学燈(ランタン)は卒業生から在校生へと受け渡され、卒業生の一人ひとりがランタンからいただいた灯を携えて、恵泉を後にしました。その後ろ姿に主の導きと守りを祈りつつ、光よを歌って送り出しました。

光よひかりよ やみをさらせ まひるのうちに すませたまえ」~「あゝ愛よ わが身をすて とものために いかしたまえ