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校長ブログ

汝の光を輝かせ

2021/03/19

 今週15日には高校卒業礼拝で、元数学科教員でいらした内藤美佐子先生から、「あなたの賜物」という題で卒業生へのはなむけのメッセージをいただきました。内藤先生はお母様から4代続く恵泉生で、現在は同窓会八ヶ岳支部の中心メンバーです。先生のお話の中で、卒業後も様々な転身を遂げ、今も生き生きと輝く同窓生の姿が何人も紹介されました。恵泉からいただいた「恵みの泉」を携えて、自身の賜物の良き管理者として歩むようにと、励ましを受けました。

 翌日の16日は高校第73回卒業式。180名の卒業生が全員揃ってランターン(学燈)から一人ひとり灯をいただいて、6年間学んだ恵泉を巣立っていきました。黒いパンプスに白いブラウス、胸に生花のコサージュを着けた卒業生の姿は本当に眩しく、その成長に感謝の思いが溢れました。私からは、「神に愛されている者として、自分を大切にして生きること」と、「置かれた場所で、自分と同じように隣人を愛する生き方」について式辞を述べました。ひときわ参列者の心をとらえたのは、卒業生代表の感謝の言葉です。この6年間で心の中に蒔かれた御言葉の種が、恵泉という畑でしっかり育ち、瑞々しい若木となって新しい地に植えられようとしている、そんな凛として希望に満ちた姿が印象的でした。彼女は将来人々の健康な生活を支える食品研究のため、北海道で畜産を学ぶ志をもっています。

 17日は中学校第74回卒業式。いよいよ恵泉生活の折り返し地点に到達です。後半の日々に向けて、①目に見えないものに目をそそぐこと、②聖書の真理を追い求めること、③人間関係において自身の捉え方を変えてみること、について話しました。これからも「天に宝を積む生き方」を目指したいものです。

 明日20日は来年度の新入生説明会です。これから新年度の1年生にも、しっかりバトンが手渡されていきます。学園はまもなく満開の春を迎えます。ここまで学園の歩みを支え、守り導いてくださった神様に心から感謝の祈りを捧げます。