校長ブログ
オンライン授業再び
2021/01/22
緊急事態宣言が再び発令された新年、毎朝の礼拝での讃美歌は再びパイプオルガンに合わせて心で賛美するようにし、クラブや課外活動も休止してすぐに下校。学校生活も再度の制約を余儀なくされました。感染が日増しに拡大する中、急遽今週からリモート授業に切り替え、分散登校を続けています。
各教室に設置されたPCとiPadを前に、無観客授業に奮闘する先生方。PCの画面にはライブで授業を受ける生徒たちの顔が並んでいます。恵泉では毎時間31クラスに40以上の授業が同時に開講されていますから、ICT委員の先生方へのヘルプ要請はひっきりなしです。職員室の担任からは、リモートで上手く繋がれているか、家庭に電話で確認する声も聞こえてきます。オンライン経由ではあっても、しっかり繋がっている安心感があります。それでも、模試や英検、TOEIC受検のために、生徒の姿がキャンパスに見られる喜びには代えられません。やはり、学校には生徒の笑顔が一番です。
そんな現在の淋しさを慰めてくれるのは、キャンパスで春を待つ花々です。ビニールハウス前の蝋梅(ロウバイ)や日本水仙は香しい香りで私たちを楽しませてくれます。また今年も、正門脇の畑には清里からの贈り物のたい肥が届けられました。毎年2年生がファームワークで牛舎清掃を体験させていただくキープ協会と恵泉の畑も、このたい肥を介して長年の絆で結ばれています。冬の澄み切った空気の中にも、春を待つ自然の恵みがあふれています。