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創立91周年 完璧じゃなくても光をうけついでいく、それぞれの卒業生

2020/11/03

 昨日は恵泉女学園創立91周年記念式典が執り行われ、記念講演として卒業生で作家の柚木麻子さんが「完璧じゃなくても光を受けついでいく」という題でお話しくださいました。柚木麻子さんは『嘆きの美女』や『ランチのアッコちゃん』がNHK BSプレミアムでテレビドラマ化され、数々の作品が直木賞候補となる人気作家です。柚木さんは目下、恵泉の創立者河井 道先生を主人公とする『らんたん』を執筆中で、学園史料室にも足繁く通い、多くの方々から取材をしているそうです。明治生まれの河井先生は、新渡戸稲造先生からの支援を受けてアメリカのブリンマー女子大の留学に向かいます。初めてバンクーバーの街の灯を眺める河井先生と新渡戸先生とのやりとりで、「これからの時代は日本の手持ち提灯のように各自が足元を照らす代わりに、皆で協力して周囲を明るく照らす街灯のような生き方が必要になる。」という言葉が鮮明に河井先生の心に刻まれます。柚木さんは河井先生の人間味溢れる生涯を描きながら、恵泉の卒業生として完璧でなくても自分の光を輝かせながら、次の人へとバトンを受け渡していく生き方を目指したいと語られました。

 また、同日午後には「信和会の日」の企画で、恵泉の中学の卒業生でデザイナーの中島ナオさんとのインタビュー動画を全校生徒が見た後、クラス対抗で動画の内容に関するクイズに挑戦するイベントが実施されました。中島さんは自身のがん発症の体験から、「がんをデザインする」ことに取り組み、N HEAD WEAR の販売やdelete C プロジェクトを始動し、「がんを治せる病気にしたい!」という思いを積極的にかたちにされています。

 「汝の光を輝かせ」という河井先生の言葉の実践を、多くの卒業生の姿に重ね合わせる、喜びの創立記念日となりました。