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校長ブログ

八月の想い

2020/08/19

 八月に入ってからの遅い梅雨明け後、連日の酷暑が続いています。再びコロナ感染症の全国的な拡がりと熱中症の心配、その中で昼夜奮闘してくださっている医療従事者の方々に感謝の念が絶えません。生徒達の活動も短い夏季休暇を挟んで、今週から予定通り、国内の留学生を招いてのエンパワーメントプログラムや夏期講習②、Summer S-park(特別講習)が始まりました。

 八月六日のヒロシマ、九日のナガサキの原爆投下、十五日の終戦記念日など、八月は 歴史を振り返り、将来を見据えて現在の私達の生き方を考える季節です。「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」と刻まれたヒロシマ原爆死没者慰霊碑や、「戦後75年」という文字がニュース画面に映し出される度、「この碑の誓いの主語は誰か」と自らに問いかけます。私達は一昨年の創立記念式典で、ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営委員である川崎 哲先生から、世界的な核兵器廃絶と戦争放棄による平和構築に向けて、行動を起こす勇気と励ましのメッセージをいただきました。

 アメリカでは今日でも人種差別を浮き彫りにする事件が起こり、また香港での反政府抗議運動の若い活動家の逮捕報道など、言論の自由を含めた市民権が脅かされている世界情勢が見えます。世界のどこにあっても人間としての基本的人権が保障され、武力行使に依らない平和を維持していくためには、現代社会を生きる私達自身がこれらの問題を自分事として捉え、主体的に判断し、行動していかなければ、気づかぬうちに「対岸の火事」とは言えなくなるでしょう。

 「平和を希求する者になる」という使命を帯びた恵泉生です。まず私達の生きる社会の現状についてしっかり見聞きし、広く、深く学んでいきましょう。そして、SDGs の第16目標「平和と公正をすべての人に」を達成するために、自分達は何ができるか真剣に考えていきましょう。

八月 平和への祈り