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校長ブログ

目に見えないもの

2020/05/30

 爽やかで私の大好きな5月が過ぎ、恵みの雨の季節がやってきます。長かった休校期間が明け、もうすぐ学校が再開します。こんなに長く今までと違う生活をそれぞれの塲で過ごしていると、私達の生活が本当に多くの人との関わりの中で成り立っていたことを実感します。クラブや課外、クラスの友人など、私たちが前向きに思考し、活動する原動力は、友情やチームワーク、慰めや励ましなど、多くの目には見えないけれど、確かに存在するもので支えられ、強められていることがわかります。
 4月の礼拝動画の中でM先生が、「愛は、どれだけその人のために自分の時間を割いたかで測れるのではないか」と述べておられました。その時私は、以前読んだ『はかれないものをはかる』(工藤あゆみ著)という本のことを思い出しました。その本の帯には詩人の谷川俊太郎氏がこのように記しています。
 「お金ははかれます。命ははかれません。はかれないものをはかるには、目盛がない魂の秤が必要です。」

 私は学校再開の意味は、この目には見えないけれども、私たち人間にとって大切な何かを求めて、皆で集まるのだと思います。「新しい生活様式」に十分気を配りながら、私たちの心に必要な何かを、ここ恵泉でまた一緒に探していきましょう。

「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(コリントの信徒への手紙二 4章18節)

校長室にアジサイが届きました