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校長ブログ

中学校礼拝「3つのDから3つのLへ」

2018/03/05

 

 

1年生は育てたムスカリを持って帰ります

1年桃組の前で

中学校礼拝 2018/03/05

讃美歌 9
暗誦聖句 交読文41 マタイ伝5章
 幸(さいわ)いなるかな、心の貧しき者、天國はその人のものなり。
 幸(さいわ)いなるかな、悲しむ者、その人は慰められん。
 幸(さいわ)いなるかな、柔和なる者、その人は地を嗣がん。
 幸(さいわ)いなるかな、義に飢え渇く者、その人は飽くことを得ん。
 幸(さいわ)いなるかな、憐みある者、その人は憐みを得ん。
 幸(さいわ)いなるかな、心の清き者、その人は神を見ん。
 幸(さいわ)いなるかな、平和ならしむる者、その人は神の子ととなえられん。
 幸 (さいわ)いなるかな、義のために責められたる者、天国はその人のものなり。
聖書 ヨハネ第一の手紙5:13〜21
お話 3つのDから3つのLへ
讃美歌 546

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 この手紙は、はじめから強烈な印象を与えます。
1章1節から、このように書かれているからです。
「初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について。」
 この「いのちの言葉」は、イエス様です。
 著者ヨハネは、天地創造以前から既に存在していたものを実際に聞いて、目で見て、手で触れて、その存在の重要性と自分たちとの関わり方を理解し、なんとかこの方を知ってください、と言っているのです。そして、そのお方は「いのちのことば」である、と言っています。

 この手紙は、命、光、愛という言葉がとても多い事に気がつきました。この言葉はともに英語では、“L”で始まります。
 一つは、1章1節の「命の言葉」の「命(life)」です。新約聖書では、ヨハネによる福音書に38回もこの言葉が出てきます。ここでも12回出てきます。更に「永遠の命」として、聖書全体で30回書かれています。この手紙には6回も登場します。イエス様を信じることによって、永遠の命が得られる、と著者ヨハネがイエス様のことを如何に伝えたいかという気持ちが伝わります。イエス様は、私たちの行き着く先であった呪いの死を、祝福された永遠の命と変えてくださいました。
 イエス様を信じると、この世の終わりであると思われている死が、実は永遠への目覚めとなるのです。
 死が近づいた奥さんが夫に、先に行くから向こうでまた会いましょうと言って息を引き取られた、という話しを聞いたことがあります。
「だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか。」(5:5)という御言葉どおりではないでしょうか。
 イエス様は死(death)を命(life)に変えるのです。

 二つ目は1章5節にある「神は光である」の「光(light)です。光は、この手紙では5回書かれています。
「しかし、神が光の中におられるように、わたしたちが光の中を歩むなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血によってあらゆる罪から清められます。」(1:7)
 天地創造で、神様が一番初めに造られたのが光です。光は、神様の正しさ、公平さ、聖さの象徴です。光の中を歩むとは、このような神様を信頼し従って生活することです。
 私たちの心にある暗闇に、神様の光が当たると、そこには人に言えないような罪がはびこっていることがわかります。そこには、人に対する憎しみや許せない気持ち、虚栄心や自分中心の考え方が支配しています。しかし、神様の光に照らされて、自分の罪に気付き、悔い改めるならば、「御子イエスの血によってあらゆる罪から清められます」という御言葉の約束通り、その罪を清め赦して下さいます。
 イエス様は、私たちの暗闇(darkness)を光(light)に変えてくださいます。

 三つ目は、4章16節の「神は愛です」の「愛(love)」です。動詞も含めると、50回も表れます。日本語にして6500文字程の手紙に、これだけ愛が散りばめてあるのは驚きです。まるで、恋文(love letter)のようです。では、聖書の愛とは何でしょうか。
 私たちは、心の暗闇に罪を持っています。その私たちの罪を贖(あがな)う代償として、神様は独り子イエス・キリストを犠牲にしました。私たちの罪と引き換えにイエス様を十字架につけて罪を帳消しにしたのです。イエス様が命を捨ててくださったことで、私たちは神様の無条件の愛を知ることができました。そのことを覚え、「わたしたちが互いに愛し合う」こと、これが神様の愛を知った私たちのなすことです。
「いまだかつて神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全うされているのです」(4:12)
 「罪を犯す者は悪魔(devil)に属します。悪魔は初めから罪を犯しているからです。悪魔の働きを滅ぼすためにこそ、神の子が現れたのです。」(3:8)
 イエス様は、悪魔(devil)に属するものから、愛(love)が支配されるものにと変えてくださいました。
 一年生のみなさん、入学したときの暗誦聖句を覚えていますか。
「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。」(ルカによる福音書6:31)でした。これが互いに愛し合うことのはじめです。

イエス様のすばらしい働きは、3つの”D”から3つの”L”に変えることがおできになることです。すなわち
 死(death)から命(life)
 暗闇(darkness)から光(light)
 悪魔(devil)から愛(love)
です。
 今朝で第一ヨハネの手紙を読み終えました。そして、期末試験も今日で終わりです。神様は、試験が良くでききた人も、そうでない人も等しく愛されています。無条件の愛によってです。でも、そのような神様をほめたたえるために、あなたはあなたのベストを尽くそうではありませんか。