
卒業生の声
S.H.さん

友達とバンド活動をしたり、情報オリンピックに出場したり、アニメやゲームを楽しんだり、と興味・関心の幅が広いS.H.さん。受験期には夢の実現に向けて自分を律し、ひたすら努力を重ねていて、その姿には近くで見ていて胸打たれるものがありました。理想とする環境で、周囲に刺激を受けながら、さらに大きく成長してゆけることでしょう。
恵泉に入学を決めた理由
私が恵泉に興味を持ったのは制服のない学校として両親に紹介されて魅力を感じたからです。自宅からのアクセスも便利だったので実際に学校を訪れ、校舎が落ち着きのある木目調でとてもきれいだと感動しました。また、他の学校ではあまり聞かない、園芸の授業が面白そうだと思ったのも恵泉への入学を決めた理由です。
恵泉での6年間
恵泉は女子校で、同い年の異性がいない環境がとても楽でした。友人は心の優しい、いい人ばかりで、自分らしさを全開にしていても否定せずに仲良くしてくれました。中学生、高校生は何かと悩みの多い時期だったため、学校が自然体でいられる場所であったことは非常に良かったです。また、高校2年生の時には、1年だけ課外サイエンス・アドベンチャーのCS(コンピュータ・サイエンス)班に所属していましたが、自由度の高いコミュニティだったので自分のペースで活動していました。私はクラブなどには所属していない期間が長かったのですが、それでも余裕を持って勉強したり、メディアセンターで本を借りて読んだりと充実した日々を送っていました。
進学先、今後の学びについて
大学では理工学系の分野を学んでいきます。もともとは情報系の分野に興味がありましたが、最近は工学部のものづくり系の学科に魅力を感じ始めました。芸術にも興味があるので、理系的な側面と美術的な側面をどちらも持つような分野を学びたいと思っており、今は情報科学と機械工学の二つに注目しています。
大学入試を終えて
理系だったこともあり、科学に興味を持っていた私としては、それにある種対立する宗教を学ぶことに初めは違和感や抵抗を覚えていました。それでも聖書やキリスト教を学んでいくと、これは価値観や文化を学び、他者を理解していくことに繋がっているのだろうと感じるようになりました。そして、科学と宗教はどちらも真理を探究するという共通点があるのだと気づきました。将来、理工系の分野で活躍するにあたって、本当の意味で人々の役に立つものを作るには効率や合理性だけを追求するのではなく、人に寄り添うことが大事だと思うようになりました。礼拝で他者の思っていることを聞いたり、キリスト教を学んだりすることは、何かに直接役立つものでないとしても一人の人として、そして理系の学生としても、知っておかなくてはいけない教養なのだと6年間を通して感じました。
恵泉への入学を検討している小学生に対してひとこと
恵泉は素敵な友達に出会えるような学校です。小学校とはまた違う、充実した中学・高校生活を送ることができます。受験勉強は大変だと思いますが、自分を信じてがんばってください!