
校長ブログ
第63回聖歌合唱交歓会 開会礼拝

プログラム
キリスト教学校教育同盟 関東地区 中・高基督教音楽教育研究会
第63回 聖歌合唱交歓会 開会礼拝
讃美歌9
詩編96:1−3
:1 新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。
:2 主に向かって歌い、御名をたたえよ。日から日へ、御救いの良い知らせを告げよ。
:3 国々に主の栄光を語り伝えよ/諸国の民にその驚くべき御業を。
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皆さんこんにちは、歴史ある聖歌合唱交歓会をここ恵泉女学園中学・高等学校で開催できますことを学園の主イエス・キリストに感謝いたします。
その合唱交歓会は、なんと63回目になります。運営をしていた学校関係の方のご努力にも感謝申し上げます。今回も、群馬、静岡、千葉、埼玉、神奈川そして東京と広い地域から15校にお集まりいただきました。
合唱交歓会という名前はすてきな名前です。発表会でも、もちろんコンクールでもないのです。交歓会とは、互いによろこびを交(かわ)し合う集まりのことです。
では、私たちが歌う賛美とは何でしょう。今日の聖書箇所から考えてみましょう。
歌は、神様へ歌うのですね。神様から造られたものはすべて神様を賛美します。賛美の目的は、ただただ、御名をたたえるためです。
私たちに働くすべての御業は、神様から来ています。私たちをお造りになってくださったこと。日々の私たちのすべての必要を満たしてくださること。そして、私たちに、救い主イエス・キリストを与えてくださったことです。その御業ゆえ神様の御名を賛美するのです。
今日の聖書箇所1節では、「新しい歌を歌え」と言っています。それでは、「新しい歌」ではない「古い歌」というのはあるのでしょうか。
賛美は、人の一方的な努力によるだけのものならばむなしく響きます。聖霊の働きがなければ、私たちは賛美することはできません。聖霊の働きで私たちは、御言葉がわかり、賛美が芳(こうば)しい香りとなって神様の御前に届くのです。
コリントの信徒への手紙二4章16節の後半にこのように書かれています。
「わたしたちの『内なる人』は日々新たにされていきます」
私たちは、イエス・キリストを信じる信仰によって日々新しくされます。日々新たにされた私たちの内なる人の心の底からの歌、神様をほめたたえる叫び、それが新しい歌となるのです。
賛美は、同じ曲であっても昨日の賛美と今日の賛美と明日の賛美は、異なります。私たちの捧げる賛美は、常に新しい歌なのです。今日、聖歌合唱交歓会で歌われる賛美は、すべてが新しい歌なのです。
このフェロシップホールで普段聴く事のできない、男声合唱や、混声合唱が主に向かって、賛美されることも、どんなにか大きい恵みでしょうか。どうぞ全地とその中にあるものを造られた神様に、若者らしい瑞々しい、溌剌とした唇の果実である賛美を捧げましょう。主の栄光が現れますように。祈ります。