校長ブログ

先週13日には高校卒業礼拝、翌日14日に高校卒業式。15日には終業式と中学卒業式をもって、2023年度の締めくくりの時を迎えました。

卒業礼拝では卒業生代表が感話を述べ、中高6年間を振り返り、自身の信仰の確信について明確に語る姿に、一同大きな喜びに満たされました。また、桜美林大学チャプレンの嶋田律之先生から、「人間は絶望することがあっても、まだ見ぬ未来や他者への想像力をもつことで、希望のうちを歩むことができる者として神に創られたこと。恵泉で灯された一人ひとりの光を掲げて、祈りの中で求め、探し、門をたたき続ける者であるように。」との励ましをいただきました。

高校卒業式では、毎年卒業生代表からの「感謝の言葉」（答辞）が述べられますが、今年の代表は世界史を学ぶ中で歴史を生きた市民の視点に気づきを得て、「自分たちも歴史を刻む市民として生きること。また、創立記念式典で上野千鶴子先生から学んだ『弱い者が弱いままで生きていける社会』を作る者になる。」とその決意を述べました。毎年の卒業生からの言葉こそが、6年間の教育への最高の労いです。ここまでの成長を守り導いてくださった神様に、感謝の祈りを捧げました。

「心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず、常に主を覚えてあなたの道を歩け。そうすれば、主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。」（箴言3章5～6節）

2024年 3月　卒業式