校長ブログ
さよならの前にー留学生の感話
2018/12/14
12月に入ると長期の留学生が礼拝の中で日本語で感話を述べます。それを聴くことが楽しみです。
今年は、AFSを通してスイスからC.Mさん、YFUを通してドイツからM.Fさんがそれぞれの感じたこと思ったことを話してくれました。
C.Mさんは、スイスでは4カ国語が話されていて、その意味では国内でもホームステイができるけれども、前に一度日本に来たことがあり、留学したいという望みが叶えられるとしたら、それは日本だと決めていたそうです。日本は効率を求めて忙しすぎるのではないかと、日本社会のありように戸惑いを感じたそうです。帰国するに際し、留学の体験は人生の素晴らしい冒険だったと、語ってくれました。
M.Fさんは、日本人は思っている本当のことを直接言わず、問題点をはっきり述べないという文化の違いを感じたそうです。また、自動販売機の多さや駅や電車の中の静けさに驚いたそうです。来年1月にドイツに帰国ですが、恵泉は心の中にあると話してくれました。
二人ともAFS、YFUの関係者の方々、ホストファミリーや多くの方々に助けられてここまでこられたことを感謝していました。文化の違いを乗り越えた国際交流の果実が一つまた実ったという思いでした。日本語を使い自分の考えをしっかり述べる留学生の姿に感動を覚えました。