進路・進学

卒業生の声

M.F.さん

2024/10/21

自由服の恵泉ではそれぞれの個性を活かした服装で登校します。M.F.さんはいつも上品で個性的な服装が印象的でしたので、進路がテキスタイルデザインだということを聞いて、納得しました。将来自分でデザインした生地や服を見せてもらうのが楽しみです。

  1. 恵泉に入学を決めた理由

    校舎がきれいで制服がなかったことと、小学生の私は園芸や自然環境に関心があり、それを身近に感じつつ、授業という形で学ぶこともできると思ったからです。また、国際的な視野を持っている人と友達になりたかったので、英語教育や留学に力を入れている恵泉を選びました。

  2. 恵泉での6年間

    中学生から高校1年生までは、自分のやりたいこと、挑戦してみたいことに取り組む日々でした。学校の課外華道に楽しく参加していましたが、そのほかにもドラマーとしてバンドに参加したり、フランス語でファッションや料理を学ぶコースを受講したり、学外での活動にも沢山チャレンジしました。高校受験がないので学校生活にゆとりがあり、パイプオルガンの構造見学や園芸の作業は、みんなでワクワクした良い思い出です。高校2年生からは、自分のやりたいことに向けて準備を進めていきました。自分に必要な授業を選択し、課題をこなしていきます。小テストもただ丸暗記しても満点がとれない仕組みになっていて、本質的な理解が問われます。友達と協力して発表の準備をしたり、あらゆる特技を持つ友人と話す機会が増えました。このように出会った友人とは、受験の際も登校日にお互いの悩みを気兼ねなく相談できて、心強かったです。

  3. 進学先、今後の学びについて

    多摩美術大学生産デザイン学科に進学します。中学1年生の園芸の授業で、ワタを種から育ててコットンボールを収穫し、糸にする方法を学びました。その際、こんなにも形態を変化させながらものが出来上がっていくことに驚くと同時に、時間がかかる過程が現代とは違っていて面白いと思いました。それ以降、繊維製品に興味を持ち、自分で染めたり、工芸の授業で織ってみたりしているうちに、テキスタイルという専攻があることを知りました。その中でも、ファッションだけでなく他国の文化を学ぶことができ、かつ商業的な活動にもつなげることができる私立の美大が私には合っているのではないかと考え、進学先を決めました。

  4. 大学入試を終えて

    恵泉の授業は、受験だけに焦点を当てていないので、私のような総合大学志望でない生徒も積極的に才能を生かす機会があります。先生方や友人は、私の得意なことや好きなことを応援してくれるし、私に非があれば改善できるよう指導してくださいます。入試科目に小論文があったのですが、美術の先生が添削してくださり、合格を伝えると自分ごとのように喜んでくださったのが印象的でした。正直、毎朝の礼拝は眠いなと思ってしまうこともありましたが、友人の進路に対する向き合い方の話やパイプオルガンの音が私の精神的な支えとなったのは間違いありません。また、聖書の中の話を多くの人に解説していただくことで、その話を題材とした絵の鑑賞が多角的になり、筆記科目の文章も深まりました。

  5. 恵泉への入学を検討している小学生に対してひとこと 

    恵泉での毎日は、沢山の挑戦と発見があります。入学前は、人より劣っているのではないかなどと気になっていた私ですが、ここでしかできない経験で自分の個性を見つけることができ、それが自信になりました。おとなしくても、活発でも、どんな子でもこの学校で生き生きと成長できるのが私の考える恵泉の魅力です。体調に気を付けて、入試に臨んでください。

Campus Viewing WEBパンフレット メディアセンター 信和会(生徒会)