学校生活
トップページ > 学校生活 > 恵泉ダイアリー > 運動エネルギーの定量的理解(4年物理基礎)

恵泉ダイアリー

運動エネルギーの定量的理解(4年物理基礎)

2024/09/04

  現在、物理基礎では「運動エネルギー」の分野の学習に入っています。運動エネルギーでとくに重要なのが
物体の速度とエネルギーの関係です。「速度が2倍になればエネルギーは2倍でなく4倍」になるという関係です。
これを実感させる実験はいろいろと知られていますが、実験器具が高価になってしまい気軽にできません。
そこで、速度を測定する簡易的な装置とペットボトルの蓋を使って気軽に行える実験を考えました。
生徒は、蓋を指ではじき,1回目と2回目の速度を2倍にするために集中して楽しみながら
取り組んでいました。写真にあるように装置から一番近い蓋の位置の約4倍が速度を2倍にしたときの
2回目の蓋の位置になっていることからエネルギーと速度の関係をおおまかに定量的に捉えてることが
できました。授業後のアンケートではこの実験は満足度が高く「面白かった!」という感想が多かったです。
まとめとして、この知識は「車は急に止まれない!」という教習所でも学ぶ「制動距離」との関連も含めて理解を深めました。

物理基礎実験 黒板 物理基礎実験