恵泉ダイアリー
一日修養会
2024/02/16
2/14(水)、在日大韓基督教会横須賀教会牧師であり、立教大学特任准教授の金迅野先生をお招きして、一日修養会を行いました。
一日修養会では、1年生から5年生の生徒5名による感話を聞く開会礼拝に始まり、
金先生のご講演、クラスでの話し合い、お話と質問の会、閉会礼拝と、一日を通して「共に生きる」ことについて深く考え、級友と語り合います。
金先生には「共に生きる~生きづらさをくぐり抜けて、新しい「わたしたち」をつむぐために~」をテーマにご講演いただきました。
「わたしたち」と言った瞬間に「わたしたち以外」が生まれ、他者への排除が始まることへの危惧を出発点とし、
平和を作り出すためには「わたしたち」が含む範囲を再認識する必要があること、
そのためには他者の痛みや苦しみへのイマジネーション(構想力)が不可欠であること、
そして最後に「それぞれの井戸を深く掘ることで豊かな地下水に到達するかもしれない」という比喩で、
孤独の中に身を置き、深く考えることで、かえって他者との連帯に気づく可能性を示唆してくださいました。
生徒達は今日この一日、授業やテストから離れた特別な時間に身を置き、心を養う大切なひと時を過ごすことができました。