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恵泉ダイアリー

放線菌も育てています(6年生物演習)

2015/10/06

2015年度ノーベル生理学・医学賞に大村智 北里大学特別栄誉教授が選ばれました。

大村氏は土壌中の放線菌がつくりだす化合物「エバーメクチン」を発見。これをもとにして抗寄生虫薬「イベルメクチン」が開発され、まずは各国の家畜に使われて食料の安定供給に貢献、のちにヒトのオルコセンカ症,リンパ系フィラリア症の特効薬などとして、年間2億人が使っているとのことです。

恵泉でも、6年生の「課題研究」の一つとして、放線菌を取り上げています。この研究発表が始まったのは1972年ですが、放線菌の研究がスクラップブックに残っているのは1985年からです。既知の放線菌を様々な条件(培地の種類、pHの違い)で培養したり、土壌から放線菌をとり出したり、抗生物質生産性をみたりしています。写真はその1985年のスクラップブック、1990年代のもの、現在恵泉デー発表に備えて培養中の放線菌です。恵泉デー当日はD棟第2生物室で展示を行います。今年は放線菌の他にプラナリア、根粒菌、変形菌の研究発表を行います。ぜひご覧下さい。

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