
恵泉ダイアリー
2年生 ファームワーク報告
2年生 ファームワーク
8月29日から9月2日まで、2期に分けて2泊3日の宿泊行事に行ってきました。
お世話になった施設は、清里のキープ自然学校です。清泉寮で有名なKEEP協会(Kiyosato Educational Experiment Project)の一部です。キープ協会の創設者ポール・ラッシュさんはYMCAで学生を指導していました。YWCAで総幹事を勤めていた河井道先生とは、恵泉の創立前からの友人でした。歴史的なつながりも学びつつ、“Watch, Walk and Work!”を目標に掲げ自然の中で五感を働かせ、豊かな自然の中で普段できない体験をしてきました。
ファームワークは、その名の通り牧場で放牧、牛舎清掃、搾乳などの体験をします。さらに、昼はおまかせハイク、夜はナイトウォークをしました。また、バターづくり、味噌作り、ほうとう作りと食に関する体験もしました。プログラムは、全てレンジャーさんのご指導のもとに進められます。それぞれのプログラムで、「〇〇という事を思って、やって欲しい。」というレンジャーさんの呼びかけをしっかり受け止め、行動に移していました。大変な牛舎清掃の作業も、「遊びでは無い。牛たちの健康のため。」という言葉が生徒たちにしっかり届き、やりがいや達成感を感じることができました。額に汗して働く喜びや、「食」と命、生命の不思議さ、大自然の循環など、多くの学びを得ることができたようです。また、美味しい食事も感謝していただきました。毎食お代わりをして、沢山食べました。
教師としても、日々の学校生活だけでは、見ることのできない生徒たちの一面を発見することのできる有意義な2泊3日となりました。恵泉での6年間を振り返る頃に、更に深みのある思い出となっていると思います。