
校長ブログ
秋の学びへスタート
2025/08/30
猛暑、酷暑の夏を越えて、今週29日(金)から2学期がスタートしました。健康が守られて再び全員登校日が始まり、ホールに着席した中学生と中継教室の高校生と共に、始業礼拝をもって新学期を始めることができた幸いを思います。ここ数年の夏の暑さの報道を耳にする度に、地球温暖化による気候変動の危機感を実感させられます。
来週中学2年生は、2班に分かれて清里の清泉寮自然学校でファームワークを行います。ジャージー牛の放牧や収牧、牛舎清掃などの酪農体験をさせていただくため、ファームワークに参加する2年生と引率者は、1学期中に牛などの大型動物の獣医師経験をもつ卒業生を九州からお招きし、国際的にも重大な家畜伝染病とされる口蹄疫(こうていえき)について学びました。自然学校の皆様のご協力のもと、貴重な自然体験や酪農体験をさせていただけること、恵泉の河井道先生と清里のポール・ラッシュ氏以来の繋がりに心より感謝しています。
また、ファームワークと並行して、高校3年生の修養会も清泉寮で実施されます。受験生の厳しい夏と現実からしばし静かな自然の中に取り出されて、一人ひとりがこれまでの恵泉での歩みを振り返り、友と語り合い、これから進むべき方向性を確認する時をもちます。これは創立当初から続く恵泉生にとっての大切な節目の行事です。
昨日大阪の大学で学ぶ卒業生が、母校を訪ねてくれました。秋からのイギリス留学の予定や、恵泉での学びが大学生活の核となっていることを素敵な花束に添えて報告してくれました。卒業生の頑張りは大きな励ましです。在校生も実りの秋を目指して、日々を大切に過ごしていきましょう。