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校長ブログ

創立者の母校を訪ねて

2025/06/29

6月も早終わりを迎えようとしており、今年の梅雨は早々に猛暑の夏に追い払われたような陽気が続いています。

毎年6月に、キリスト教学校教育同盟に所属する全国の学校関係者の総会が開催されますが、今年は恵泉の創立者河井 道先生の母校である北海道の北星学園(スミス女学校)が会場となりました。

河井 道は少女時代に伊勢から一家で北海道に転住し、宣教師のサラ・スミス先生に出会います。スミス先生が7名の少女を集めて開いたスミス女学校が、河井 道にとって聖書、国際、園芸との出会いの場となりました。スミス女学校は、札幌農学校(現在の北海道大学)の近隣にあったため、新渡戸稲造氏らも教鞭をとっていました 。新渡戸との出会いが後に河井 道のアメリカ留学(ブリンマー女子大)へとつながっていきました。

今から140年ほど前、キリスト教による女子教育が、海外から来日した多くの女性宣教師 によって日本全国に広がっていきました。キリスト教信仰による生徒の人格のを尊重、隣人愛をもって平和を希求する国際精神、自然を慈しみいのちの恵みに感謝する園芸という種が、河井 道の中で大きく芽生え育ち、現在の恵泉女学園の教育へと受け継がれています。

札幌の涼やかな風の中で、河井先生のルーツに触れる貴重な機会をいただく旅となりました。詳細は是非学園のウェブサイトをご覧ください。https://keisenjogakuen.jp/history/founder/ 

北星学園創立百周年記念館