校長ブログ

9月も終盤を迎え、厳しかった夏の暑さから解放されて、ようやく秋の気配を感じられるようになってきました。8月の最終週から始まった2学期の学びも、清里での2年生ファームワークと6年生修養会、奈良・京都方面への5年生見学旅行、府中の森芸術劇場での1～4年生の合唱発表会・コンクールなど、多くの学年行事を終えて、来週から2学期の第一中間試験を迎えようとしています。学年みんなで寝食を共にする宿泊行事や、クラスごとに心を合わせて取り組む合唱などの行事によって、生徒達は仲間と共に成長する大きな喜びを与えられます。

今週は2年生が家庭科の調理実習で焼いた無添加ソーセージ入りのロールパンをいただきました。恵泉の畑で春に収穫された小麦を粉にした全粒粉入りのパンは、ほんのり甘く優しい味わいです。園芸の花壇では、色鮮やかな秋の草花が私達の目を楽しませてくれます。ビオトープではもち米の稲刈りの真っ最中です。恵泉での学びは机上の学習だけでなく、私達の体感をフル稼働させる体験型の学びが広がっています。それは私達人間が神様によって造られた自然から多くの恵みをいただいて、それぞれの命を生かされている存在であることを実感する学びです。実り豊な恵みに感謝し、味わい尽くす秋です。

「種を蒔く人に種を与え、パンを糧としてお与えになる方は、あなたがたに種を与えて、それを増やし、あなたがたの慈しみが結ぶ実を成長させてくださいます。」Ⅱコリント9：10