校長ブログ
一学期の守りに感謝
2023/07/23
19日に一学期が終了し、20日から昨日まで、 中学1年生の宿泊行事「フェロシップ」で、 御殿場まで出かけてきました。
都心から少し離れただけで、山に囲まれ、ヒグラシの声、 吹く風に涼をいただきました。
コロナの心配の中行った昨年度に比べ、 今年は本当に安心して、 素直な1年生たちと元気に楽しく過ごすことができました。
生徒たちは今の自分を見つめて、一人ひとり5年後の自分(6年修養会) に向けてメッセージを書きました。6年間の恵泉生活で、生徒たち自身が自分の成長を実感できるように願っています。
創立者河井道先生の言葉に、以下のようなものがあります。「噂話を耳にして、それを他の人に伝えたいと思う時、まず、自分に問いなさい。Is it true? (T) それは真実か。Is it necessary? (N) それは必要か。Is it kind? (K) それは親切か。」生徒たちはこの3つの問いを心にとめて、TNK?と呼んでいます。ネット上の誹謗中傷の言葉が剣となって人を追い詰めることがあります。今一度、誰もがTNK?と自問すべきでしょう。
フェロシップでは、「建学の精神」について深く知るために、グループごとに考える「恵泉女学園」を貼り絵で表します。今年私が「校長賞」に選んだ作品は、「世界に広がる知的な女性」というタイトルのついた作品でした。学燈(らんたん)の光と泉の水が広がる様子に、恵泉生の未来に大きな希望をいだきました。成長させてくださる神様に信頼し、一学期の守りに感謝の祈りを捧げました。
「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。わたしの助けは来る 天地を造られた主のもとから。」(詩編121:1~2)