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校長ブログ

ありのままで

2021/06/27

6月はカレンダーを見ても祝日がなく、梅雨の季節に加えて、今年度もコロナ禍の不安が払拭されないので、世界中どこにおいても閉塞感が漂い、皆がストレスを感じる日々が続いています。そんな中にあっても私たちの目を楽しませ、心を和ませてくれるのが、キャンパスに咲く花々です。紫陽花、アガパンサス、タチアオイ、グラジオラス、ダリア、デルフィニウム・・・、校舎内のお手洗いや校長室にも季節の花々が届けられ、とても幸せな気持ちになります。

19日には全校の保護者会があり、23日には恵泉会(保護者会)の聖書の会で、「聖書を通して『自己肯定感』を高める子育て」について考える機会が与えられました。毎日接する恵泉生たちは、本質的に皆素直で心優しい人たちばかりです。保護者の皆さんも子供たちの幸せを願い、一生懸命に娘の成長を支え、応援しようとされています。自分の子育ての経験を振り返っても、その渦中は常に試行錯誤で、自信喪失の思いに駆られることも多いものです。先日の聖書の会では、生徒に向けて礼拝の中でもよく紹介する絵本『たいせつなきみ』と『ひび割れ壺と少年』のメッセージをご一緒に味わいました。神様は聖書の中で、「あなたはわたしの目には高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4、新改訳2017)と、きっぱり無条件の愛を表明してくださっています。だから私たちは他人と自分を比べるのではなく、自分に与えられた賜物と役割に目を止めていきましょう、とお話ししました。

数年前に大ヒットした映画『アナと雪の女王』のテーマ曲『ありのままで』の歌詞が、ふと思い出されました。

 ありのままの 姿見せるのよ ありのままの 自分になるの・・・

 これでいいの 自分を好きになって これでいいの 自分を信じて・・・

恵泉の本当の校長先生は神様で、ありのままのあなたを認め、どこまでも愛し貫いてくださる方です。だから私たちは安心して、一歩ずつ前に進んでいくことができるのです。 

「愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します。」(ヨハネの手紙一、4:18)

聖書の会 アレンジメント