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大学合格体験談

I.Tさん 早稲田大学 国際教養学部 国際教養学科

2017/04/19

a.英語の小テストは“満点”を取るつもりで、全てを吸収すること。
b.恵泉には、他人のことでも自分のことのように考える“良き伝統”があります。

  1. 【志望理由について】
    高校2年生のときに1年間のアメリカ留学を経験し、国際分野に興味を持つようになりました。早稲田大学国際教養学部を目指そうと思ったのは、多くの授業が英語で行われているので、英語の上達がさらに望めるのではないかと考えたからです。
    国際教養学部の特徴は、必修が少なく、学生一人一人が自分の関心や専門分野に合わせて自由にカリキュラムを組み立てられることです。学校に押し付けられることがない点が気に入りました。
    オープンキャンパスの良いところは、実際の授業を体験できる点だと思います。また、気軽に在校生とお話ができるので、大学の本当の姿を知ることができます。オープンキャンパスにはなるべく早く参加して、志望校をいくつかに絞り込めると受験勉強の開始時期も早まると思います。私は高2の冬から受験勉強を開始しました。
  2. 英語の勉強方法について
    たとえ難関校であっても、学校の授業と小テストをしっかり受けることが大切です。まずは予習をしっかりやること。文中の単語や文法を大まかに捉えておくと、授業で理解が深まるので、勉強が楽しくなります。
    また、英語の小テストは本当に力が付きます。小テストは満点を取るつもりで受けてください。間違えた箇所は、必ず復習をして、全てを吸収するようにしてください。さらに、学校で用いている教材の「Data Base」と「Next Stage」を何度も復習し、完璧と言えるほどまで使いこなすと、長文読解の上達が早いので、試してみてください。難解な長文を征服するために、ハイレベルな文法書や単語帳に手を出す人たちがいますが、お勧めできる方法ではありません。基本が身に付いていれば、学校の授業で出される様々な演習問題を繰り返し勉強するだけで学力は伸びていきます。知らない単語も前後の文から推測できるようになるでしょう。
  3. 【他主要科目の勉強法について】
    社会科は暗記科目なので、早いうちに全範囲を把握し、繰り返すことが大切です。演習科目を利用して深い知識を積み上げていきましょう。社会の演習テストも英語の小テストと同じように満点をめざして取り組んでください。
    私は国語が苦手科目だったので、漢字や古典単語など、確実に得点できる部分にしっかりと取り組みました。苦手科目ほど、無理をしないでマイペースで勉強した方が良いでしょう。国語は文法と単語を夏までに身に付けてしまうこと。現代国語、古典、漢文の読解力は、最初は丁寧に取り組むこと。「先生の読解プロセスを真似る」ことはひとつの方法だと思います。その後は問題に慣れるため、量と繰り返しを積み上げて下さい。
  4. 【スランプ克服法について】
    私は模擬試験の結果を気にしませんでした。模試は自分の苦手科目や苦手分野を自覚する機会でしかありません。冷静に自分の不足部分を明らかにし、その部分を少しずつ減らしていけばよいのです。どちらかと言えば、志望校の過去問(赤本)の点数の方を気にしていました。
    どうしてもやる気が出ないときは、勉強を続けても効率が悪いだけなので、思い切って休んだ方がよいと思います。但し、休んだことに罪悪感を持たないこと。逆効果になってしまいます。それが嫌ならば、好きな科目(得意な科目)の勉強を続けるとよいかもしれません。自分の勉強ペースを崩さずにいられるからです。
  5. 【恵泉女学園の魅力について】
    恵泉の良い点は、気軽に質問や相談ができる先生方がいたことです。受験勉強で躓くことは多く、そんなとき、いろいろなアドバイスをもらえる存在が身近にいることは感謝すべきことだと思いました。
    その他、恵泉では著名人の講演や芸術鑑賞、被災地訪問など、様々な機会を与えてくれます。私は留学や被災地訪問など、積極的に参加したおかげで、自分の視野が大きく広がり、いまの大学と学部に出会えました。
    思い出ベスト3は、1位「恵泉デー」、2位「スポーツデー」、3位「修学旅行」です。どのイベントも友人と一生懸命に取り組んだので、印象に残ることがとても多く、いまでは大切な思い出です。恵泉の6年間は幸せな時間でした。
  6. 【最後に、後輩へアドバイス】
    中学生から様々なことに関心を持ち、自分の将来の可能性を広げてほしいと思います。そのためにはどんなことにも積極的に行動すること。やりたいことがあるのならば、遠慮せずに先生方や先輩、友だちに相談してみましょう。恵泉には、他人のことでも自分のことのように考える良き伝統があります。