
大学合格体験談
K.Kさん 明治大学 国際日本学部
1. 英語の基礎力を身に付けるには、普段の授業をしっかり受けること。特に、授業を理解していないと高得点が難しい「文法テスト」の対策はしっかりとやっておきましょう。受験生になって文法の勉強をし直す必要はありません。
2. 苦手科目を放置しておくと、さらに勉強が嫌になってしまいます。苦手科目は15分でもよいので毎日勉強することが大切です。
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【明治大学 国際日本学部 を志望した理由】
中2のときに恵泉の国際交流プログラムに参加し、ホストファミリーを経験しました。そのことから、将来、国際的な仕事について海外の人と関わりたいと思うようになっていきました。「国際日本学部」は英語教育に力を入れているグローバルな学部ですが、それと同時に日本のことも深く学べるのが特徴です。私は将来、国際的な仕事をしたいと思っていますが、そのためにはまず自分の生まれ育った国を深く知ることが大事なのではないかと考え、同学部を志望しました。
実際入学してみて、日本の社会の仕組みがわかる「日本社会システム論」や世界に目を向けられる「グローバル開発学講座」など、魅力的な講義がたくさんあってとても楽しそうです。この学部に入学できて本当に良かったと思っています。
コロナ禍、オープンキャンパスには行けなかったので、ネット上で学部サイトを見るなどして、高2の冬くらいには志望校を決定していました。 -
【英語の勉強方法について】
英語に関しては、学校の授業にしっかりついていけば問題ないと思います。私が本格的に受験勉強を始めたのは高2の終わり頃でしたが、そのときにはすでに英語の基礎力は身に付いていたと思います。学校の授業を真面目に受けたこと、定期テストの対策をしっかりやっていたことが良かったのだと思います。受験生になるとやらなければならないことがたくさんあります。英語がある程度完成していたために、他の受験科目に多くの時間を割くことができました。これは、他の受験生たちよりも大きなアドバンテージになったと思います。
普段の授業を理解していないと高得点が取れない「文法テスト」はとても効果的でした。高1のときは文法テストのために必死に勉強しました。その知識は高3になっても覚えていて、文法は受験本番までほとんどやり直さないですみました。但し、単語や熟語は毎日触れていないと次々に忘れてしまうので、単語帳や熟語帳は毎日時間を決めて目を通すようにしました。
私は英語外部試験利用入試も視野に入れていたので、「英検」や「TEAP」の対策を高2から始めていました。外部試験は目標のスコアをクリアするために、高1から受け始めることをお勧めします。 -
【苦手科目の克服法、スランプ脱出法について】
私は古典が苦手でしたが、学校の「発展古典講読演習」という授業で、苦手意識を克服することができました。その他、市販の古文常識の参考書を読んで、全容を頭に入れ、その次に古文単語帳を一週間に一周するペースを繰り返しました。苦手な科目の対策は後回しにしたくなりますが、それをしてしまうともっと嫌になってしまうと思い、とにかく毎日15分でも古典に触れるようにしました。
私は日本史と国語が苦手科目で、日本史に関してはほぼゼロからのスタートでした。高3の1学期と夏休み中は、英語の勉強はほどほどにして、全力で苦手科目の勉強をしました。それでも夏休み明けの全統記述模試や共通テストプレなどでは、日本史と国語の成績は伸びていませんでした。この期待外れな結果にはとても落ち込みました。受験勉強をやめたいと思ったこともあります。それでも最後まで諦めずに勉強を続けて来られたのは、家族の応援や私のことを全力で支えてくれた友人たちのおかげだと思っています。
その後、12月頃、いままでやってきた勉強が一気に頭の中で繋がりました。勉強量と結果が比例しない辛い時期があっても、焦らずに自分の実力に見合ったレベルから、日々コツコツ勉強することがとても大切だとこのとき知りました。 -
【恵泉の思い出について。後輩のみなさんへ】
恵泉の良いところは誰にでも居場所があることです。そして、恵泉生はみんな優しいです。恵泉に入って最も良かったことは、たくさんの素敵な友人に出会えたことです。大学生になっても仲の良かった友達とは頻繁に会っていますし、この先も一生友達でいたいと思っています。
恵泉で一番楽しかった思い出は、毎年行われる「恵泉デー」です。このイベントを通して、クラスメイトとさらに仲良くなれました。また、クラスの絆がとても深まりました。その他、毎日の学校生活もとても楽しかったです。クラスメイトと一緒に授業を受けて、5分間の休憩時間では授業の静けさが嘘のように友達と大声で笑い合って、お昼は一緒にご飯を食べて、午後は眠くなりながらも授業を受け、みんなで教室の掃除をして、それぞれが部活に行く。在校生の皆さんにとっては、当たり前の日常かもしれませんが、大学生になったいま、そのような日々がとても懐かしく、ときどき無性に戻りたくなるのです。
コロナ禍が続いています。イベント制限もあるかもしれません。私たちの代も文化祭やスポーツデー、合唱コンクールなど、様々な行事が中止、または規模縮小開催となりました。しかし、そのような中でも、学年のみんなが全力で楽しもうという強い意識を持って行動したので、とても楽しい思い出をつくることができました。在校生の皆さんも、恵泉で行われる行事の一つひとつを大切にして、どんな状況下でも楽しむことを忘れずに、全力で参加して欲しいです!