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大学合格体験談

Y.Yさん 上智大学 総合グローバル学部

2023/08/25

1. 私は英語のwritingの勉強方法がわかりませんでした。しかし、「時事英語」を担当する二人の先生の添削によって、その力が向上していきました。
2. 私は教科書を読み覚えることが苦手だったので、問題集の着手を早めました。問題文の方がテーマのまとまりが良いため、理解し易く、覚えることができました。間違えた点は直しノートに書き出して、見直すことを心掛けました。

  1. 【上智大学 総合グローバル学部 を志望した理由】

    昔から漠然と「国際」に興味があり、国際系の学部を設置している大学を調べながら、「自分は何を学びたいのか」を具体的に絞っていきました。その中で、上智大学の総合グローバル学部では、学生一人ひとりの卒業論文のテーマが全く異なっていたこと、そして彼らの研究テーマの着眼点が大変面白かったことが志望理由となっていきました。
    上智大学の気に入った点は3つです。一つ目は、留学が必修ではなかった点です。今回の新型コロナウイルス感染症(パンデミック)のようなことが起こってしまうと、留学は困難となり、大学4年間の学びが中途半端になってしまうと考えたからです。二つ目は、入学時に専攻を決めるのではなく、2年次に決められる点です。大学に慣れてから専攻を選べるのは良いと思いました。三つ目は、同大学の留学生は大変多く、キャンパスがひとつにまとまっているので、留学生と関わる機会が多いと考えたからです。
    コロナ禍が長く続いたので、実際に足を運んでオープンキャンパスに参加したのは高3の夏です。それまではオンラインで少しずつ参加していました。実際に、学生や教授の雰囲気を見ると、同大学は教授と学生の距離感が近いなと感じました。また、キャンパス内を眺め歩くと、学びやすそうな環境だなと感じました。

  2. 【英語の勉強方法について】

    英語の基礎力を身に付けるには、自分の苦手な項目を知ることが大切です。そして、最初に戻ってやり直す勇気を持つことです。わからないことをいつまでも放置しておくと、基礎力は固まらず、受験前に苦労することになります。
    役に立った学校の授業は「時事英語」です。英検やTEAPの検定試験では、writingがあり、どのような勉強をしたらよいのかわかりませんでした。時事英語の授業では、時事的に話題のwritingをたくさんとりあげた授業を進めてくださり、また、担当の日本人の先生とネイティブの先生が添削もしてくださいました。授業中心の学習によって、writingの力を身に付けることができました。
    入試対策として重要なのは長文対策です。長文はとにかく「量」をこなすことによって、解くスピードが速くなると思います。特に、共通テストの長文は集中力をいかに切らさずに読み進められるかが成功の鍵になります。ですからたくさんの英文を読む・解く・慣れることが大事です。過去問を解く際には、自分が志望する大学・学部の問題はもちろんのこと、志望校と出題形式が似ている他大学の過去問を練習問題として活用しながら英語力を高めていきました。

  3. 【他の科目の勉強方法やスランプ脱出法について】

    役に立った学校の授業は「世界史演習」です。授業では自分が進めている勉強とは違ったテーマを取り上げてくれたので、再確認をしながら、学習密度を高めていくことができました。また、「発展古典講読演習」の授業も役に立ちました。源氏物語をはじめとする、自分ではどうすることもできない、多様な頻出問題を取り上げてくれたので、効率的に勉強を進めることができました。この授業に出会えてとても良かったです。わからないときは学校の授業を大切にしましょう。
    私は「ただ覚える」という作業がとても苦手だったため、理解度が進んでいない状況でも、先に問題を解いてみるようにしました。教科書を読み覚えるよりも、問題文の方がテーマのまとまりが良かったため、理解がしやすく、記憶に残りやすい結果となりました。効率は良くないかもしれませんが、私にはこの勉強方法が合っていました。また、模擬試験や問題集で間違えた箇所は必ずノートに書き出し、勉強の隙間時間を利用して何度も見直すようにしていました。
    私はあまり精神的に強い方ではなく、模擬試験の結果によって、直ぐに心が揺れ動いてしまうタイプでした。そこで、自分への期待値をあまりあげないようにしました。それでも気持ちが落ち込んでしまうようなときは、一旦勉強から離れて、外出をして体をよく動かし、リフレッシュを図りました。さらに、睡眠時間をたっぷりとって、次の日から勉強に取り組めるようにしました。
    その他、友人たちと何でもないことを話すことが、心の大きな支えとなりました。放課後、勉強の愚痴を話すと、みんな同じような状況にいることがわかり、また頑張ろうという気持ちが湧いてきました。

  4. 【恵泉の思い出について。後輩のみなさんへ】

    恵泉の魅力のひとつは、みんながお互いの個性を認め合っているので、のびのびとした6年間を過ごすことができることです。もう一つは、たくさんの学校行事や有志のイベントが行われているため、興味のあることはもちろん、関心が薄かったことも知ることができ、考えが深まることです。6年間通ったことで、大学や社会に出てから必要なこと、役に立つことを身に付けられたと思っています。
    自分を褒めてあげたいことは、これからもずっと頼れる友達をつくれたことです。私は友達と普通に授業を受けて、お昼を一緒に食べて、くだらないことを喋っていた学校生活にもう一度戻りたいです。後輩のみなさんは、悩み事やうまくいかないことがたくさんあると思いますが、ひとりで悩まないで、言葉にしてみませんか。友人や知人に心を伝えることで悩みが薄れることもあるし、生涯の友人を見つけることができるかもしれません。いまの時間を大切にしてほしいです。