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大学合格体験談

M.Yさん 多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科

2023/07/18

1. 実技試験対策に時間を使いたかったので、一般科目の対策は学校の授業で完結させるように心掛けていました。
2. 「悩んで何もしない時間は、決してプラスにならない」ことから、デザイン本や画集、写真集を読み漁り、創作力の向上を目指しました。スランプに陥ったときは、自分の課題を知り行動することが大事です。

  1. 【多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科 を志望した理由】
    進路を決めるとき、私には達成したい目標がなく、比較的得意な理数系科目を生かして、なんらかの理系学部に進もうと考えていました。しかし、振り返ってみると、学校の授業の中で最も時間をかけたのは美術の課題。そして、私にとっては美術の時間が一番充実感を得られていたことをあらためて再確認。美術の道ならば、これからも頑張れるのではないかと思うに至りました。
    絵を描くことは好きなのですが、画家や彫刻家などのアーティストになるような自信はなく、就職に有利な美術専攻として、デザイン科の志望を決定したのです。このような理由だと、とても消極的だと感じられるかもしれませんが、うさぎのミッフィなどのシンプルな線と画面構成が際立つ作品が好きだったこと、そして、何よりもデザインアイテムを考えることが好きだったことが志望理由の根底にあることを追記しておきます。
  2. 【英語の勉強方法について】
    英語の基礎力を身に付けるには、恵泉の授業で出される課題や試験、小テストの対策をしっかりと取り組んでおけば十分だと感じました。まずは学校の授業を大切にしてください。
    受験のとき、高3で選択できる「英語演習」は大変役に立つと思います。共通テストの予想問題や大学の過去問を授業内でひたすら解くのですが、リスニングとリーディングの対策を同時にすることができます。その他、志望校の問題構成や難易度を確認するために、過去問を数ヶ年分解くことをお勧めします。試験に慣れておくことは大事です。
    私の場合、放課後や移動時間などの隙間時間も実技試験の対策のために使いたいと考えていたので、英語や国語の受験対策は学校で完結させるように心掛けていました。一般科目の対策は、学校の授業に頼ってよいと思います。
  3. 【専門試験の対策やスランプ克服法について】
    実技試験にはデッサンと平面構成の二つがあります。デッサンは描いた枚数分上達していくと言われています。俯瞰して見ることを意識しながら、パース(線遠近法・透視図法)が狂っていないか、指が変な方向に折れ曲がっていないか等を見て丁寧に描いていました。なかなか上達しないと悩んだときは、今までに描いたデッサンを見返して、自分を励ましていました。
    一方、苦手意識があった平面構成にはかなりの時間を割きました。入試課題は「DANCEという文字を配置してリズムを表現しなさい」といった創作力と画面構成力の二つを問うものでした。このような課題が出題されるため、メディアセンターでデザイン本や画集、写真集を読み漁り、塾で出された課題については友人、家族、周囲の人達のアイデアも取り入れながら作品を完成させていました。
    また、自分一人で考えて分からないことや知りたいことがあったときは、学校の美術の先生や画塾の先生に相談しました。どうせできないだろうとあきらめていたことを先生に相談したら、あっさりできてしまったこともありました。必ずしも自分の力だけでどうにかしようとする必要はないと思います。
    画塾では、描き終わった作品を並べて、講師が順にコメントをしていく「講評」があります。作品が次々と並べられていく中で、周りとの差を思い知らされ、毎回ショックを受けていました。塾に行く足が重くなり、描いている途中は少しも自信を持つことができない毎日が続きました。なぜ自分はいい絵が描けないのか、このままでよいのか、志望校を変えようかなど、頭の中で後ろ向きな考えがグルグル巡っていました。そんな中、「悩んで何もしない時間は、決してプラスにならない」と親から言われて、自分も納得。それからは悩むことをやめて、どうしたらより良い作品を描けるようになるのかを考え、上述したデザイン本をたくさん見るなど、行動することを心掛けました。
  4. 【恵泉の思い出について。後輩のみなさんへ】
    恵泉では多くの人たちと出会い、たくさんの経験をさせてもらいました。園芸、感話、聖書、清泉寮での体験など、恵泉ならではの実体験が美大を受験する私を強力にサポートしてくれました。また、どうでもいいことで笑い合える友人たち、親身になって相談に乗ってくれた先生。壁にあたったときには本当に救いとなりました。恵泉の6年間に感謝の気持ちでいっぱいです。
    最後に、後輩のみなさんには、興味のあることや、関心のあること、やってみたいこと、なんでも挑戦してほしいと思います。成功したこと、失敗したこと、やってみてわかったこと、それらの多くの経験が必ず役に立つときが来ると思うからです。そして、困ったときには、先生に相談してみましょう。恵泉の人たちは温かみを持って寄り添ってくれる人たちばかりです。