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大学合格体験談

N.Sさん 上智大学 理工学部 情報理工学科

2023/05/23

1.教科書を隅々まで読み込むことをお勧めします。基礎が固まれば応用問題の対応も可能です。教科書にある全ての問題を解答できるようにして下さい。
2.苦手科目は「嫌い」にならないで、冷静な考えのもと、「どこで躓いてしまったのか」、「何を理解していなかったのか」を明らかにしてください。その後、落ち着いて弱点の克服を開始しましょう。

  1. 【上智大学 理工学部 情報理工学科 を志望した理由】
    私には、大学進学後も「数学を学びたい」という思いが強くありました。純粋に数学が好きで、より高度な内容に触れたいという気持ちもありましたが、「万国共通の数学」という一種の言語を通じて、ミクロの世界から宇宙全体まで、物事の根源に近づけるのではないかと感じたことが主な志望理由です。
    数学を学べる大学は沢山ありますが、その中でも私が上智大学の理工学部情報理工学科を選んだのは、恵泉で「映像クラブ」に所属していたことが大きく関係しています。映像クラブでは、自分で撮影・編集をして「ショートムービー」を作る活動をしていました。この活動の中で、情報を他者に伝える手法が視覚的・聴覚的に沢山あることを学びました。私は大学で沢山の学びを得るだけでなく、更にそれを人に伝えられる技術を習得したいと考えています。これらのことから、興味のある「数学」の学びを深めながら、それを生かしていく術となる「情報学」も身に付けることが出来る「情報理工学科」を選びました。
    上智大学は全学部がひとつのキャンパスに集まっており、私はこの点にも大きな魅力を感じました。総合大学の中でも、文系と理系が同じキャンパス内に設置されている大学は多くありません。文系的な学問への興味もある私にとって、文系と理系の学生が同じ教室で講義を受けられる上智大学の学習環境はとても魅力的でした。
  2. 【「学校推薦型(公募)」の勉強方法について】
    志望校の最終的な決定は、指定校推薦の募集要項が出た後でした。夏休みまでは一般受験も考えていたので、最終的に受験で利用しなかった英語や化学の勉強もしていました。高校3年間は推薦入試も考慮し、評定平均値を落とさないよう、日々の学習に励みました。大学受験において、入試方式にこだわらず多数の選択肢を用意することは、大きな強みになるかもしれません。
    上智大学理工学部の場合、「一定基準の評定平均値」と「外国語検定資格」を満たし、「自己推薦書」と「事前課題」を作成して、出願します。その後、数学と物理の2教科併せて120分(各教科の試験時間は決められていないため、自由な時間配分で解くことが出来ます。数学・物理ともに大問2題ずつです。)の筆記試験を受け、面接を行います。公募用の勉強に専念する必要はありませんが、事前課題は夏休み中から少し取り組んでいた方が良いかもしれません。
    勉強方法としては、教科書を隅から隅まで分からないところがなくなるまで読み込むことをお勧めします。問題集を利用して難問ばかりに取り組んだとしても、基礎が固まっていなければ、少しひねった問題が出題されると対応できないからです。私の場合、夏休みの全てを使って、数学と物理の教科書を初めから読み直しました。教科書の章末にある全ての問題を楽に解けるようなレベルに到達すれば、大抵の問題集は容易に解答できるはずです。難しい問題に挑戦するのは、身近にある教科書を「全て理解している」と豪語出来るようになってからでも十分間に合うと思います。みなさんには教科書の最大活用をお勧めします。
  3. 【苦手科目の克服方法やスランプ脱出法について】
    苦手科目は往々にしてあるものです。しかし、どんなに苦手だと感じても、その科目を「嫌い」にならないことをお勧めします。「嫌い」と思ってしまうと、どう頑張ってもモチベーションを高めることが難しいからです。一度立ち止まって、「どうして苦手になったのか」、「どこで躓いたのか」を冷静に考えてみると良いです。もし理解不足であるならば、自分が分かっている部分と分かっていない部分の境界線を見つけなくてはなりません。そして、分からない部分について、まずは自分で調べてみてください。教科書や参考書に加え、ネットの力を借りても良いかもしれません。どうしても分からない場合は、先生や友人などに助けを求めるのも一つの手です。
    模擬試験は、点数にこだわるものではないと思います。私は、間違えた問題を復習し、自分が何を理解していなかったのかを把握するために模試を利用していました。また、マークミスや慣れない環境による緊張を防ぐ方法を考え、時間配分の練習をする機会としても有効でした。様々な学びを得られるため、模試で「失敗して良かった」と感じたことはありますが、「落ち込んで良かった」と感じたことはありません。それでも気分が沈んでしまったら、好きな音楽を聴いたり、テレビを観たりと、少し気分転換を図っても良いでしょう。
  4. 【後輩のみなさんへ】
    恵泉の6年間で、「自分はどのような事に興味があるのか」、「自分は何をどのように頑張れる人間なのか」、「自分の中の何を軸にして生きていきたいのか」など、自問自答を繰り返す日々を送ってほしいと思います。きっとこれらは受験に限らず、この先の人生においても大きな強みになるでしょう。「あなたはどうして理系に進もうと思ったのですか?」、「あなたはどうしてこの学部を選び、この専門知識を学びたいのですか?」と聞かれた時に、自信をもって答えることができるのなら、自分の選んだ道に対して迷いが無いと言えるでしょう。後輩のみなさん全員が本当の自分を見つけ、自信を持ってそれぞれの道へ進まれることを願っています。