
大学合格体験談
R.Fさん 明治大学 農学部
2022/08/08
1. 英語は学校の授業や小テスト・定期テストを利用して、毎日コツコツと勉強すること。「あとでやればいい」という気持ちで、勉強を先延ばしすると、「英語嫌い」につながってしまうかもしれません。
2. どの教科も基礎知識を固めるためには、多くの教材を使用せず、自分が選んだ教材を何度も繰り返す方が効果的です。その際、学校で配布された教材を選ぶと、学校の授業にも集中することができるでしょう。
3. 学校の自習室を利用すると、受験勉強をしている友人や同級生たちからとても良い刺激をもらうことができます。他の生徒たちの勉強姿を見ていると、「私も頑張ろう!」という気持ちが湧いてくるのです。
- 【明治大学 農学部 を志望した理由】
将来は食品関係の仕事に就きたいと思い、農学部や食品関係の学部から志望校を探し始めました。志望校選択の際には、大学の立地や知名度、就職率、農学・食品関係の資格取得などをポイントに学校を選びました。明治大学は、祖父が同校出身者ということもあり、憧れを持っていました。自分の学力では届かないかもしれないと思いましたが、「やれるだけのことはやってみよう!」と前向きな気持ちをもって、第一志望校に決めました。 - 【英語の勉強方法について】
単語が出来なければ、長文も読めないし、質問さえ訳せないということがあります。とにかくわからない単語を一つひとつ潰していくことが大事だと考えました。具体的には、学校の授業や小テスト・定期テストを利用して、毎日コツコツと勉強することが大切です。授業があった日は必ず勉強してください。「あとでやればいい」という気持ちでつい先延ばしにしてしまうと、「アレもコレもしないといけないのに時間がない…」という事態に成りがちです。さらに、勉強の先延ばしは、「英語嫌い」につながってしまうかもしれません。このようなことは避けた方が無難です。
英文法については、学校で配られた「NEXT STAGE」(英文法の問題集)が大変役に立ちました。英文法も単語の勉強と同じです。覚えたと思ってもすぐに忘れてしまうので、何度も繰り返すことが大切です。
長文読解はサクセスポイントです。私の場合、夏休み前から毎日2題をノルマにしていました。但し、調子が出ないときは、短文でもよいと思います。英文の中でわからない単語があれば、専用ノートに書き込み、一つひとつ確実に覚えるようにしました。特に、明大は英語が難しく、長文がとても長かったので、過去問は農学部以外の学部も解いて慣れるようにしました。解答後は、頭の中で簡単な和訳が浮かぶまで、2~3回読み返しました。 - 【他の科目の勉強方法や苦手科目の克服法について】
私はどの科目も基本が大事だと思っていたので、生物の基礎知識も最初から入れ直すつもりで勉強をしました。8月までは学校で配られた「問題集のセミナー」を使用して、3回ほど繰り返しました。その後は、「合格177問」という問題集を受験が終わるまで7~8回繰り返すほど、徹底的に勉強しました。どの教科でも同じですが、基礎知識を身に付けるには、アレコレいろいろな教材を使用するよりも、同じ教材を何度も繰り返す方が、知識の定着に有効だと思います。特に、学校の教材を選択すると授業が無駄にならないし、先生に質問もし易いです。
受験勉強中、スランプに陥ったことはありませんでした。私は、「学校の授業を真面目に受けていたのに、合格できないことは絶対に無い!」と思っていたし、また、「何事にもやれるだけのことはやってみよう!」と受験に対してポジティブに取り組んでいました。但し、受験勉強は長丁場になるので、「日々、詰め込みすぎないこと」と「自分に厳しくなりすぎないこと」に注意してほしいです。「目標に向かって、一歩一歩前進できている」と感じられることが大切です。
私のお気に入りの場所は、学校の自習室です。自習室を利用していると、同じように受験勉強をしている友人たちからとても良い刺激を得ることができました。毎日努力している友人や同級生たちの姿を見ると、「私も頑張ろう!」という気持ちが湧いて、受験勉強に励むことができました。夏休みや授業がない日は、勉強の合間におしゃべりをしてリフレッシュすることもできました。 - 【恵泉の思い出について。後輩のみなさんへ】
恵泉の魅力は、先生やクラスメイト、友人たちがとても優しかったことです。特に友人たちには感謝しかありません。辛いときに励まし合える友人を得られたことは、恵泉の6年間で得た最も大切な宝物となりました。その他、6年間を振り返ると、部活動を最後までやり抜いた自分自身を褒めてあげたいです。多くのことを体験して、良い思い出をたくさんつくることができました。
一方で、コロナ禍により、見学旅行に行けず、文化祭も思うように出来なかったことは大変残念でした。しかし、コロナ禍によって、「友人と過ごす普通の1日がとても大切なことなんだ!」と気付かされました。友人たちと、何気ないことをいつまでも話せる時間は、本当に幸せなことなのです。そんな普通の日を大切にして、残りのキャンパスライフを楽しんでほしいと思います。
最後に、コロナ禍はまだまだ続くことでしょう。制限されることも多いと思いますが、どのような状況下にあっても、「できること」は必ずあるはずです。恵泉の6年間を無駄にしないよう、後悔しないよう、全力で取り組んでください。