
大学合格体験談
H.Nさん 防衛医科大学校 看護学科
2022/06/06
1.英語は小さなことを真面目に取り組むことが大切です。毎週行われる単語テスト、その他の小テスト、宿題に、真面目に取り組んでください。それらに向けての勉強や日々の授業の復習などを続けることによって、受験勉強の基礎となる単語や文法、長文読解などを身につけることができるのです。
2. 受験勉強中、失敗はつきものです。いつまでも悩み続けるのではなく、「再度そうしないためにはどうするのか」を考える方が大切です。気持ちを切り替えて、現実的な対処策に時間を割くようにしましょう。
3. 恵泉の魅力は生徒一人ひとりが自分の意見をしっかり持っていることです。恵泉では個性や考え方を頑なに否定する生徒はいません。人はそれぞれ違う意見を持っていることを当たり前のように考えられるのが恵泉生です。
- 【防衛医科大学校 看護学科 を志望した理由】
私は小学校1年生から9年間所属していた消防少年団の活動から、人を助ける職業に就きたいという漠然とした目標を持っていました。そのような中で、人に寄り添い、人と直接的に関わることのできる看護師に興味を持ち、看護師を志すことのできる看護学科を自然に選びました。
防衛医科大学校は他の看護学科では経験することのできない環境が用意されており、人と人の関わりを強く持つことができます。様々な体験を通して、患者さん一人ひとりに寄り添った対応ができる看護師になれるのではないかと考え、同校の看護学科を志望しました。
コロナ禍、大学のオープンキャンパスの参加は制限されるかもしれませんが、大学の模擬授業や学生の雰囲気を感じて、自らがその大学に通っている姿を想像することはとても大切なことです。長い受験勉強に立ち向かうには、モチベーションの維持が不可欠だからです。多くの大学のオープンキャンパスに積極的に参加して、良い刺激を受けてほしいと思います。 - 【英語の勉強方法について】
英語は基礎力が身に付いていないと、受験勉強のときに苦労することでしょう。私は英語の基礎力で大事なのは単語学習だと思います。単語不足で英文が読めていないと感じたときは、1日1時間を単語学習の時間に費やしていました。その他、毎週行われる単語テストなど、小さなテストにも真面目に向き合うことが大切です。恵泉では、英語の小テストが多かったため、それらに向けての勉強や日々の授業の復習などに取り組むことで、受験勉強の基礎となる単語や文法、長文読解などを身に付けられたと感じています。
また、一般試験対策では受験する大学の過去問を何度も解き、解答にするポイントを押さえられるようになるまで勉強しました。 - 【他の科目の勉強法やスランプ脱出法について】
数学は公式の暗記が大事です。そのために教科書や学校配布のテキストを何度も繰り返し勉強しました。教科書は定期試験ごとに公式や解法が完璧になるまで熟読しました。数学の場合、問題を見てどの公式を使えばよいか、直ぐにわかる様になることが大切だからです。どの教科も基礎力を疎かにしないでください。
本番の共通テストでは、目標としていた点数には大きく届かない結果となりました。私大の「共通テスト利用入試」を数校出願していたので、とてもショックでした。しかし、精神的に弱気となっているままで、私立の一般入試が始まる2月を迎えては大変危険だと考え、失敗した事実について悩むのではなく、成功した科目について考え、自分を褒めてモチベーションを維持するようにしました。受験勉強から大学合格まで、ショックを受けることは沢山あると思います。しかし、そこで立ち止まっていては他の受験生たちに追い抜かれてしまうばかりです。失敗した事実に関して、いつまでも悩み続けるのではなく、「再度そうしないためにどうするのか」を考え、現実的な対処策に時間を割くことが大事だと思います。スランプに陥ったら、前向きな気持ちに切り替えられることをしましょう。 - 【恵泉の思い出について。後輩のみなさんへ】
恵泉の魅力は生徒一人ひとりが自分の意見をしっかり持っていることだと思います。私は何か話し合う際、みんなが意見を述べてから始まるという雰囲気がとても好きでした。これは恵泉が自由な校風を掲げていることが大きく影響していると思います。恵泉では個性や考え方を頑なに否定する生徒がいません。人はそれぞれ違う意見を持っているということが当たり前となっているのです。
私は、5年間続けた硬式テニス部や6年間所属した部会の活動から、ひとつの物事をやり遂げる実行力や責任感を持てるようになりました。恵泉のキャンパスライフで得たかけがえのない体験が元になっています。恵泉では多くの学校行事や課外活動があります。積極的に行動を起こして、多くの体験を積み重ねてください。そこから得られたものはこれからの将来(進路)に大いに役立つでしょう。
私達の学年は高校2年を迎えたときコロナ禍となりました。多くの行事や部活動、部会委員会が中止、制限を受けてしまいました。想像していた楽しい1年にすることはできませんでした。しかし、1日の初めには顔を合わせて「おはよう」と言ってくれた友人、休み時間に一緒に笑い合えた友人、「また明日ね」と手を振ってくれた友人など、私は友人たちによって、何気ない1日が最高に楽しい1日として終わらせることができました。今後も様々な制約があると思いますが、何気ない1日を「友人たちと一緒で最高に楽しかった」と思える1日にして下さい。友人たちと顔を合わせられるだけで、素敵な恵泉ライフが始まると思うのです。