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大学合格体験談

E.Nさん 早稲田大学 法学部

2022/05/12

1.英語の基礎力を身に付けるには、日々の授業と予習・復習、小テストや定期テスト対策をコツコツと積み重ねていくことが大事です。この学習習慣を継続できていれば、高3生になって慌てる必要はないでしょう。
2.英語に限らず、他の教科でも基礎力が大事です。そのためには、色々な参考書に手を出すのではなく、各教科、自分が決めた参考書1冊を繰り返し読んで理解を定着させましょう。学校で使用する教材が合理的な選択です。
3.その他、模擬試験の直しが大切です。できなかった箇所をそのまま放置しないこと。自分の弱点を見つめることは辛い作業ですが、直しを教科書やノートに書き込み、記憶の定着に結び付けてください。

  1. 【早稲田大学 法学部 を志望した理由】
    私は学校の政治経済の授業がきっかけで法律に興味を持つようになりました。法曹志望ではありませんでしたが、私たちの権利を守り、生活を支える法律を学ぶことは、これから社会人になるうえで大切なことではないかと考えました。
    早稲田大学を志望校に選んだのは高3の夏休み前でした。最初、早稲田大学は自分のレベルでは無理と考え、他大学の法学部を志望していました。しかし、三者面談で、模試の成績を考慮した上で、担任の先生がもう少し高いレベルを目指してもいいのではないかと言ってくださり、同大法学部の受験を決定しました。
    コロナ禍ということもあり、オープンキャンパスには行けなかったので、在校生や講義の雰囲気を感じることはできませんでした。大変残念でしたが、大学情報はネットなどを利用して納得できるまで収集しました。

     

  2. 【英語の勉強方法について】
    恵泉は英語に力をいれている学校ですが、特別なことを考える必要はありません。日々の授業の予習・復習、小テストや定期テスト対策をコツコツと積み重ねていくことで、英語の基礎力を確実に身に付けることができます。特に、中学時代にこの学習習慣を定着させておけば、受験期の高3生になってから慌てる必要はないと思います。一般の受験生よりも高い学力を身に付けていることでしょう。
    共通テスト対策のポイントは、➊学校の授業を利用して、テストの傾向やコツをつかむこと。その際、使用される教材をフル活用すること。➋模擬試験の直しを必ずやること。できなかったことをできるようにすることが大事です。自分の弱点を見つめることは辛いときもありますが、この直しをしなければ模試を受験した意味がありません。以上の2点を確実に実行すれば、特別な共通テスト対策は必要なく、学校の授業で十分対応できると思います。
    個人的な入試対策としては、➊「Data Baseの単語熟語」と「Next Stageの英文法」を完璧に学習しました。同じ教材を繰り返し勉強すると実力が向上します。➋長文問題は一日一題を目標に勉強しました。長文では、内容を理解するだけでなく、読んだときに分からなかった単語を単語帳に書き移して覚えること。そして、何度も同じ文章を読んで、速読力をつけることが大事です。

     

  3. 【他の科目の勉強方法について (受験勉強のアドバイス)】
    現役生は自宅学習の時間が限られるので、学校の授業と休み時間などのスキマ時間を大いに活用しましょう。私の場合、学校の「世界史演習」や「古典講読演習」は、入試対策を重視した授業だったので大変役立ちました。
    また、英語同様に、世界史や古典も基礎力をつけることが大切です。有名大学を志望すると、「難しい問題をやらなければ…」と焦るかもしれませんが、基礎的なことがしっかり固められていなければ、点数に結びつくことはありません。その基礎力を身に付けるためには、色々な参考書に手を出すのではなく、各教科、自分が決めた参考書1冊を繰り返し読み、その内容を確実に定着させることが大事です。当然、学校の教材を活用することが最も合理的です。
    どの教科にも共通して言えることですが、「できなかったことは、次にはできるようにする」という心がけが大切です。過去問や模擬試験などで、思ったような結果を出せずに落ち込むことがあるでしょう。しかし、結果に落ち込むだけで「直し」をしなければ、模試を受けた意味がありません。自分の苦手なところや、間違えた理由を分析し、同じ失敗をせず、次に繋げられるように「直し」をすることが大切です。特に、解説文を読んだだけで、理解した気持ちにならないこと。教科書やノートに書き込み、記憶の定着に結び付けることが重要なのです。

     

  4. 【恵泉の思い出について 後輩のみなさんへ】
    恵泉の魅力は、生徒同士がお互いの考えを尊重できるところだと思います。恵泉では服装をはじめ、有志活動の参加など、自主性を求められることが多くあります。例えば、恵泉独自の「感話」を通して、生徒全員が自分の素直な思いを率直に述べ、それを他者に伝えることで、自分とは異なる意見を受け入れ、視野を広げることが求められます。自分で考えること、自分で発信することが大切だと気付かされるでしょう。
    6年間の一番の思い出は、友人と過ごした何気ない毎日です。落ち込んだときも、友人とくだらないことで笑い合えれば、自然と勇気づけられました。コロナ禍、みんなが様々な不自由を感じたり、楽しみを奪われて、孤独感を持つこともあるでしょう。物理的な距離が遠くなってしまった分、人との繋がりはこれまで以上に大切にするべきです。私の場合、辛い時、それを乗り越えられたのは友人や先生、家族の存在があったからです。周囲の人との絆を大事にして、現実から逃げずに向き合うことで、自分を大きく成長させてほしいと願っています。