
大学合格体験談
M.Aさん 明治大学 理工学部 機械工学科
2022/05/12
1.英語は基本が大切です。まずは単語の勉強を欠かさずやるようにしましょう。
2.受験勉強は長丁場になります。勉強の調子が出ないときは、気分転換できる時間の割合を増やして心と身体を休めるようにしてください。毎日のご褒美として、好きなことができる時間を少しでも持つことは大切だと思います。
- 【明治大学 理工学部機械工学科 を志望した理由】
私は幼い頃から何かを分解したり組み立てたりするようなことが大好きで、それをもとに大学ではものづくりの勉強をしたいと思い機械工学科を志望しました。
明大理工学部を選んだ理由は、自宅からキャンパスが近いこと。学校選択は、自分が学びたいことを学べることが第一ですが、キャンパスの遠近さは重要なことです。移動時間が長ければ、勉強時間や自分の時間は減ります。また、何か自然災害があったとき、歩いて帰って来られる距離にあることはとても大事だと思うのです。実際に明大理工学部へ赴いたところ、小田急線沿線にあり、恵泉の通学ルートとほとんど変わらなかったので大変安心しました。大学を選ぶ際には、「志望学部のキャンパスはどこにあるのか?」をしっかりと調べましょう。 - 【英語の勉強方法について】
英語の勉強は基本がとても大切です。私はまず他の人より明らかに単語量が少なかったため、単語の勉強は欠かさずにやりました。
役に立った学習教材は、学校の授業で使用した「文法問題集ビルダー」です。最後まで使い続けるほど役に立ちました。ビルダーで答えられなかったところを「EVER GREEN」で確認する、という流れを構築してからは、英文法の知識が確かなものになっていきました。
具体的な受験勉強としては、標準的なレベルの長文を毎日解くようにしました。 - 【他の科目の勉強方法やスランプ脱出法について】
高3生になって、数学ⅠAと数学ⅡBの全てをやり直す時間はないので、模試の結果をもとにし、苦手意識のある単元を集中的に勉強するようにしました。
また、数Ⅲは授業で習ってから受験まで日にちが少ないので、初めて習うことを同時に理解していくことは重要だと思います。新しく学ぶことを一つひとつ確実に自分の知識にしていくように心掛けましょう。
物理は5年生から始まるので、5年生のときの勉強量が大きな差になるように思います。そして、私の場合、物理は学校の授業だけで受験しました。他の教材を使ったこともありましたが、受験の最後まで問題集のセミナーを多用しました。学校の授業を重視し、分かりにくい箇所は、スタディサプリを併用して勉強すると理解し易いでしょう。
個々の性格によるのかもしれませんが、私は模試の結果や受験勉強の進捗状況から大きなスランプに陥るようなことはありませんでした。しかし、夏休み終わりに疲れが溜まり、やる気が起きなかったときは休むことに専念しました。そのときは、自分が応援している人の動画を見るなどをして、元気をもらいました。毎日の勉強でも、一日の終わりに動画を見ることを楽しみにしていました。調子が出ないときは、気分転換できる時間の割合を増やして心と身体を休めてください。受験勉強は長いので、好きなことができる時間を持つことも大切だと思います。 - 【恵泉の思い出について 後輩のみなさんへ】
恵泉の魅力は、何事も自由に楽しむことができたことです。行事や委員会のイベントなど、クラスで協力して何かを成し遂げたときの達成感は、学生ならではだと感じます。
6年間の「思い出ベスト3」を紹介すると、第1位は2年生の「合唱コンクール」です。様々なことを乗り越えて、賞が取れたときは、みんなで涙して喜び合いました。それをきっかけにクラス内の絆が生まれ、たくさんの友人をつくることができました。第2位は4年生のとき、クリスマスが間近なある日、担任の先生がサンタクロースの格好で終礼に登場したことです。当時のクラスは先生の誕生日パーティーをしたり、サプライズでイベントを企画したりと和気あいあいとした雰囲気のクラスだったので、学校に行くことがとても楽しみでした。第3位は、文化部が企画したパエリヤというイベントで、5・6年生のときに優勝したことをきっかけに、クラス内でとても人気となり、みんなで服装の色を変えて登校して楽しみました。自由服である恵泉ならではの楽しみ方でした。受験期になっても、みんなで元気にふざけ合えたことで、スランプもなく、リラックスした毎日でした。恵泉の6年間は自由に楽しむことができたのでとても幸せでした。
最後に、私たちはコロナ禍で過ごしているため、人生に一度しかない中高時代をとても制限された生活をせざるを得ません。様々な行事が本来の予定では開催されず、みんなが模索して新たな道を歩いていることでしょう。色々な人から「可哀そうね」と言われる中、私はコロナ禍でなければできたであろうことが、必ずしも楽しいと思える保障はなく、いま歩んできた道を振り返って楽しかったと思えたならば、それで良いのではないかと思っています。確かにやりたかったことができないのは悔しいことですが、いまあるときを最大限に楽しく過ごそうと努力すれば、きっと良い時間を過ごせると思うのです。後輩のみなさんには、いまできることを精一杯やり、中高時代を無駄にしないでほしいと願っています。