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大学合格体験談

Y.Kさん 早稲田大学 文化構想学部

2020/09/30

1.英語の勉強は、学校の授業と単語テストに合わせて勉強すること。勉強のポイントは単語・熟語・文法・例文をその日のうちに復習すること。この繰り返しによって、英語の基礎力が身に付きます。
2.学校で配布される問題集やプリントは質が高いので、徹底的に活用すること。基礎力から応用力まで身に付けられるので、まずは学校の勉強を大切にしてください。
3.推薦入試の基準に達するためには、他の教科も真面目に授業を聞き、テスト勉強をすること。できなかった箇所は復習すること。つまり、学校生活を大切に過ごしていくことです。

  1. 【早稲田大学 文化構想学部 を志望した理由】
    早稲田大学・文化構想学部には現代人間論系という分野があり、そこでは「ともに生きる」という人間のあり方が研究のテーマになっています。このテーマは恵泉の学校行事のひとつである「一日修養会」のテーマでもあり、私は中1のときから同テーマについて「感話」を書き、ディスカッションなどを行ってきました。恵泉の6年間で向き合った「ともに生きる」という課題を卒業とともに終えるのではなく、社会の中で自分が率先して実現していきたいと思い、早稲田大学・文化構想学部を志望しました。
    早稲田大学のオープンキャンパスには高1のときから参加していました。もともと早大に憧れがあったので、毎年参加しました。模擬授業を受けることが楽しく、受講回数が増えるにつれて、講義のイメージがつかめるようになりました。そして、「この大学に行きたい」「この大学で学びを深めたい」と考えるようになったのです。
    志望校を早く決定すると、合格を意識しないわけにはいかないので、日々の授業に対する取り組み方が違ってきます。ですから、いろいろな大学のオープンキャンパスに参加して、早めに志望校を決定すると良いと思います。
  2. 【英語の勉強方法について】
    恵泉の授業で行われる単語テストの範囲に合わせて、単語の勉強を毎日すること。授業で学んだ文法や熟語、その例文まで、その日のうちに暗記するほど復習すること。これだけで英語の基礎力を身に付けることができます。復習のポイントは、単語・熟語・例文の「音読」を欠かさないことです。
    学習教材は自分が学びやすいと感じた教材を利用してください。まずは、教科書のCrownに掲載されている題材はジャンルが広いので、英語力が向上するにつれて知識量が増えます。英語の基本教材としては最適だと思います。その他、桐原書店の教材は「きりはらの森」というアプリケーションから教材の音声を聞くことができるので、これを利用して音読すると勉強がし易いです。Z会の「解体英熟語」や河合塾の長文教材も役立ちましたので参考にしてください。
    長文の対策は欠かせません。SVOCMが瞬時にわかるようになると長文が読み易くなります。[ ]< >{ }などの記号を利用して節を区切り、アクセントをつけて音読し、何度も復習しました。わからなかった単語や熟語は必ず単語カードに書き出して、隙間時間を利用して勉強するようにしました。
  3. 【その他主要科目のアドバイス、苦手科目の克服法について】
    当初から、英語は他教科の2倍以上勉強すると決めていたので、「確保できる学習時間÷(英語×2+他教科A+他教科B…)」によって時間を区切り、勉強計画を立てるようにしました。英語は毎日勉強し、他教科は学校の授業に合わせて復習と受験勉強をしました。
    どの科目も習ったことを自分の力として発揮できなければなりません。学校で配布された問題集やプリントは質が高いので、復習するときは徹底的に活用してください。授業の教材を使った復習を徹底することが大切だと思います。それだけで基礎力から応用力まで身に付けることができます。
    英語・古文・漢文の単語・熟語・例文は、単語カードをつくって覚えるようにしました。覚えてしまったものはカード集から抜くことができるので、効率的に勉強することができます。カードの枚数が減っていくと達成感があります。
    基礎を軽んじることなく、基本的なことから地道にステップアップしていくようにしてください。受験勉強に限らず普段の勉強でもわからないことが必ず出てきます。そのときは恥ずかしがらずに先生や友人に質問をしてください。
  4. 【恵泉の思い出は? 後輩のみなさんへ】
    木のぬくもりが感じられる落ち着いた校舎、一人ひとりの個性を尊重してくれる先生方、自分の思いや考えを受け止めてくれる恵泉生など、たくさんの魅力が詰まった学校が恵泉だと思います。
    自分を「よく頑張ったな」と褒めてあげたいのは、教科に優劣をつけずに、6年間全ての授業を大切にしたことです。今振り返ると、この努力のおかげでしっかりとした土台を築くことができ、自分がステップアップしていけたと思うので、皆さんにも学校生活を大切に過ごしていってもらいたいです。
    最後に、毎日たくさんの授業、宿題、部活、そして委員会などの仕事があって、本当に大変だと思います。しかし、いまはわからないかもしれませんが、6年生になると、自分の成長と将来の進路を切り開くうえで大切なことばかりだったと気づくのです。無駄なことはないと信じてください。