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大学合格体験談

F.Nさん 筑波大学 医学群 看護学類

2020/08/12

1. 英語は週1の「単語テスト」と「文法テスト」が役立ちます。自分が覚えていなかったところを気づかせてくれるので、何度も復習をすることが大切。
2. 自分のやりたいことが見つからなくても焦らないこと。学校のイベントや有志行事、大学のオープンキャンパスなどに参加することで、自分の知らない世界が刺激となり、やがて道が見えてくる。

  1. 【筑波大学 医学群 看護学類 を志望した理由】
    筑波大学を志望した理由は、オープンキャンパスに行った際、他の大学よりも先生・在校生の方々と参加している高校生・保護者の方々の雰囲気が自分に合っているように思えたから。また、留学生が多く、日本全国から学生が集まる総合大学なので、学生の多様性が高く、自分の視野を広げる絶好の場所だと感じたからです。
    看護を志望した理由は、もともと医療従事者に対して強い憧れを持っており、高2の保健の授業をきっかけに「助産師になりたい」と思うようになったことです。
    私は将来、女性を直接的にサポートできる助産師という立場から、女性が仕事・結婚・出産・子育てなどをしながら、自由な人生設計を考えられる社会づくりに貢献したいと考えています。大学ではこの思いを忘れずに、より専門的に学び、行動に移していきたいと考えています。
  2. 【英語の勉強方法について】
    英語の基礎力を身に付けるために役立ったのは、週1の「単語テスト」と「文法テスト」です。自分が覚えていなかったところを気づかせてくれました。英語学習において、単語と文法を覚えることは絶対に必要なので、学校の「小テスト」を利用して、単語や文法の知識を積み上げていけばよいと思います。また、➊毎回良い点が取れるように勉強すること、➋できなかった箇所は復習すること、➌しばらくしたら再度復習をして、暗記を確かなものにすること。この3点の繰り返しが必要です。
    具体的な入試対策としては、学校と塾で勉強をした長文はその日のうちに、必ず「音読」をすること、そして、英文の内容(筆者の主張)がきっちりとわかるようになったら、音読による読解スピードを上げていくことが大切です。
  3. 【国立大学の公募推薦(受験対策)について】
    筑波大学(国立大学)の公募推薦対策しかしていませんが、私立大学の対策も同じだと思います。➊まずは、大学の募集要項とアドミッションポリシーをよく読むこと。オープンキャンパスの学校説明や入試説明をよく聞いておくこと。つまり、「志望する大学と学部が求めている人物像がどのようなものなのか」を明確につかむことが大切です。入試情報を早くつかんで、心構えを持つと、日々の授業に対する意識が変化すると思います。➋次に、自分が行きたい大学の志望理由やその大学に行ってから学びたいことを具体的に考えること。ここでのポイントは、「他大学ではダメな理由」、つまり「この大学・学部でなくてはならない理由」を明示できるようになることです。➌「小論文」の試験がある場合、文章を書くという練習は早くからできればできるほど良いと思います。常日頃、課題をもって書き続けているわけではないので、課題に対して「考えること、まとめること、書くこと」に慣れる必要があります。新聞の要約や課題の解決法などを、何度も書くことで学ぶ必要があります。
    例年医療に関する出題があるので、医療知識の基本を身に付けるために、本を何冊も読みました。自分の考えを持つためには、事前に多くの知識を持っておく必要があります。現在の問題、将来の課題、知っておくべき基本用語も多いので、専用の単語帳をつくり、隙間時間に見返せるようにしました。
    大学・学部によっては、センター試験を課す場合があります。受験科目を確認して、バランスよく勉強することが大切です。センター試験は問題量が多いので、時間配分に慣れるため、過去問を多く解く必要があります。
    その他、私の場合、家ではなかなか勉強できなかったので、学校や塾の自習室、カフェを活用して勉強しました。
  4. 【恵泉の思い出は? 6年間を振り返って 後輩のみなさんへ】
    部活動、委員会活動、課外活動など、自分の興味のあることにいろいろと参加したことです。大変なこともたくさんありましたが、諦めずに最後までやり抜いたことは大きな自信となりました。これらの経験は今後の自分に大いに役立つと思います。
    恵泉の魅力は、「有志の行事」がたくさんあることです。「やまばと学園訪問」、「カワヨワークキャンプ」、「エンパワーメントプログラム」、また「子ども食堂」、「デイホーム赤堤」、「良工房」でのボランティア活動など、他の学校では体験できない行事がたくさんあり、自分の考えや進路に役立つものばかりです。有志の行事だからこそ、やる気のある生徒が集まるので、多くの刺激を受けることができます。私の場合は、「やまばと学園訪問」が特に印象に残っています。
    最後に、自分のやりたいことがなかなか見つからなくても焦らないでください。いろいろな行事やイベント、様々な大学(学部)のオープンキャンパスに参加すると、自分が知らない世界をたくさん知ることができます。知らない世界が刺激となり、やがて自分の進むべき道も見えてくるでしょう。まずは積極的に動くことが大事です。自分の道が見えるまでは、後の進路選択時に足かせとならないように基礎力を重視した勉強をするとよいと思います。