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大学合格体験談

N.Wさん 千葉大学 園芸学部 緑地環境学科

2020/06/04

1.英語の基礎力を身に付けるには、毎日の宿題と毎週ある小テストから逃げずに、真面目に取り組むこと。そして、毎日の英語の勉強を「習慣」にすること。但し、無理をせずに自分のペースで続けること。
2.受験対策では、恵泉のオリジナル授業の「Spark」、先生方が教えてくれた「直しノート」、学校教材の「DATA BASE」や「Forestシリーズ」がとても役立ちました。

  1. 【千葉大学 園芸学部 緑地環境学科 を志望した理由】
    「園芸クラブ」の活動をしているとき、植物の生命力によって私自身が元気をもらっていることに気づいたことが、「園芸療法」に興味を持つきっかけとなりました。同時に、「造園」も学びたいと思ったので、この2つを専門的に学べる大学はないかと調べたところ「千葉大学」が目に留まったのです。さらに、オープンキャンパスに参加するとキャンパス内に大きな庭園があり、造園技術を直に学ぶことができるとわかったので、千葉大学を目指そうと思いました。
    大学では植物全般と園芸療法、造園学の専門知識・スキルを身につけて、植物の力を借りて、人々の幸せに貢献出来るようになれたら大変うれしいです。
  2. 【英語の勉強方法について】
    英語は外国語です。基礎力を身につけなければ始まりません。そのためには、毎日出される宿題に真面目に取り組むことです。また、小テストに向けてしっかりと勉強することが大事だと思います。毎週ある小テストのために、毎日英語を勉強することになりますが、これが習慣化されると英語の基礎力を確実に身につけることができます。「毎日」と聞くとプレッシャーを感じるかもしれませんが、わずかな時間でもよいのです。自分のペースでコツコツと継続することが何よりも大事だと思います。無理をする必要はありません。
    その他、私は学校の教科書や問題集、学校教材の「DATA BASE」や「Forestシリーズ」を何度も繰り返し勉強し、そして何度も「音読」するようにしました。繰り返すたびに復習時間は短縮されるので、英語力が身についてきたと実感することができます。注意点は英単語や英文法は一度できたと思ってもすぐに忘れてしまうこと。定期的に復習することを忘れないでください。忘れてしまうことは当然のことなので、がっかりする必要はありません。
    入試対策としては、私は国立大を目指したので、英語の勉強ばかりをするわけにはいきません。英語の入試対策は学校の授業と学校教材を中心に勉強しました。6年間の積み重ねのおかげで、受験では英語を武器とすることができました。英語の対策は学校の授業だけで十分だと思います。但し、確実な知識にするためには、「繰り返し」が大切です。
  3. 【国立大学の「AO入試対策」について】
    千葉大学・園芸学部のAO入試は、➊高校2年生の夏休み明けにあった大学主催の3日間のプログラムに参加することが、AO入試の応募条件でした。➋そして、一次審査です。「志望理由書」と「自己推薦書」による書類審査です。➌次は二次審査の「面接」。➍最終審査は「センター試験」です。英語と他2科目で7割以上の得点を取ることが求められました。
    本格的に対策を始めたのは高3の9月からです。書類は塾の小論文の先生を中心に添削してもらいました。秋以降は学校の先生方も推薦の対応などで忙しくなるので、このような面でうまく塾を活用すると良いと思います。面接は場慣れが必要なので、練習しかありません。自分の強みを生かすためには、第三者の方たち(学校の先生など)から指摘されることが大切です。面接の質問の中で、「大学の学び」に関する質問もあるので、関連本は読んでおきましょう。好きな分野の本を読むことは嫌ではないはずです。
    二次審査の合格がもらえれば、センター試験に集中するだけです。センター用の問題集や過去問を解き続けました。特に、学校の「センター数学ⅠA・ⅡB対策」のSparkと、間違えた所を解き直す英語と数学の「直しノート」はとても役立ちました。自分の弱点を確実な知識に変換する方法を学べたことは幸運だと思いました。
  4. 【恵泉の思い出。 後輩のみなさんへ】
    恵泉の良いところは、机の上の勉強だけでなく、様々な経験ができること。思い出の№1は、高1のときに参加した「ユリーカ・ホームステイ国際交流プログラム」です。短期間とはいえ、初めての留学はとても不安でした。しかし、現地で知り合った人々のやさしさに触れることで、言葉には言い尽くせないほどの温かな気持ちに包まれたことは確かです。ホストファミリーやユリーカの人々など、たくさんの方々と交流したことは、何もかも全てが新鮮で、驚きと楽しさでいっぱいになりました。とても大切な思い出となりました。
    その他、中2の「清里ファームワーク」では、牛を放牧地まで連れていく経験をしました。中3の「カワヨワークキャンプ」では、鶏を絞める経験したことで、命の尊さを実感しました。短い期間でしたがインパクトの強い体験でした。
    そして、「感話」「修養会」などを通して、友人たちと日常とは違った深い話ができたことは、恵泉でしかできないことだと思います。多くの体験を通して、個性を認め合える友人を持てたことが恵泉の魅力だと思います。
    最後に、後輩のみなさんへ。私は恵泉の園芸クラブでの活動が大学の学びにつながり、将来の道が開けました。どんなに小さなことでも、自分の興味を行動に移し、「やってみたい」と思ったことがあれば、勇気を持って挑戦しましょう。6年間の学校生活を楽しく実りあるものにしてください。