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大学合格体験談

S.Iさん 北里大学 獣医学部 獣医学科専攻

2015/07/21

a.受験対策は学校の勉強を重視。低学年と同じように予習と復習の繰り返し。
b.受験勉強を始める前に、先生方に相談してから学習計画を組み立てること。

  1. S.Iさん【志望理由】
    私は幼い頃から理科が好きだったので、中学生の時は漠然と理系に進むと思っていました。高1のときに、小学生の頃から飼っていた犬が突然死んでしまったことをきっかけに「獣医師」という職業に興味を持ちました。まずは、獣医学部がある大学を調べ、高2の頃からオープンキャンパスや学校説明会などを利用して学部の内容を比べました。いろいろと調べていくうちに、将来は「馬」に関わる仕事をしたいと考え始め、「大動物」の研究に取り組んでいる大学を志望校にしようと決めました。それからは研究室や実験内容などの専門分野まで調べるようになり、最終的に、北里大学を第一志望校に決定したのです。
  2. 医療系の勉強法
    私は公募推薦で合格しました。北里大学の獣医学部獣医学科の公募推薦は、200点満点の試験と10分程度の面接がありました。筆記試験は英語、数学、理科(化学、生物、物理から1科目)の3科目です。試験の難易度はセンター試験レベルだと聞いていたので、学校の勉強を中心に、配布された教材や問題集を何度も繰り返して勉強しました。また、わからない点は家に持ち帰らずに、その場で先生に質問しました。本番直前になっても勉強方法は変えず、過去問を解いては、わからない点や試験の傾向などを先生方に質問していました。
    北里大学の面接試験は、参考程度と書かれていましたが、学校の先生に協力していただいて、面接の練習もすることができました。先生方には本当にお世話になり感謝しています。
    「化学」はもともと好きな科目で、理科の中では化学が一番得意でした。高2の後半頃、受験では化学を使おうと決め、重点的な勉強を早々に開始。ほぼ毎日何かしらの問題を解いていたので、化学の勉強がペースメーカーでした。理科の学習のコツは、「なぜだろう?」と思ったらそのままに放置せずに、納得できる理由をしっかりと見つけ出すことです。
    「数学」は学校で配布された教材を何度も繰り返し勉強しました。間違えた問題や先に答えを見てしまった問題には印をつけて、後日、必ず解き直しをしました。弱点を確認し易いようにすること、そして、少しずつ弱点を潰していくことが学習のポイントです。
    その他、私は通学時間が長く、さらに怠け者な性格をしているので、宿題は休み時間や放課後を利用して、学校にいる間に終えるようにしていました。
  3. 英語の勉強方法
    実は「英語」が最も苦手でした。英語には自信がなかったので、学校の授業を中心に、低学年のときと同じように予習と復習を欠かすことのないようにしました。私は理屈もなく単に覚えることは苦手でしたが、受験には暗記も必要です。そして量も多く必要です。そこで、英単語や文法・語法の勉強では、主に学校で配布された教材に絞り、時間をかけて勉強をしました。学習のコツは覚えた単語を必ず次の日に再確認することです。つまり、暗記は一度だけでは完全に覚えられないので、早めに繰り返すと効果的です。
    また、どの大学も長文は必ず出題されるので、まずは英文に慣れることが大切だと思い、短い文章の読解練習から始めました。長文の場合、「指示語が何を指しているのか」を問うケースが多いので、日頃から指示語を気にしながら読むと読解力が身に付くように思います。その他、長文に対処するためには、多くの単語や語法を覚えていた方が有利です。そこで、長文を読みながら、わからない単語には印をつけて、単語力や熟語力を増やすように本番まで勉強を続けました。
  4. 恵泉女学園の魅力
    恵泉の良い点は、自由であること、自分らしく学校生活できることです。私は友達が多い方ではなく、周りに流されることも好きではありませんでした。そんな私でも、恵泉はとても居心地の良い空間でした。クラスメイトは私の性格をよく分かっていてくれて、何かを必要以上に強要することはありませんでした。6年間、友達関係で悩むことはありませんでした。
    また、先生と生徒の距離間が近かったことや、質問や相談が先生にし易かったことは、恵泉のとても良いところだと思います。
    その他、恵泉では毎朝礼拝があるので、先生方や生徒たちの感話(お話し)を多く聞くことができ、自分のこととして考える機会が多いことも恵泉の良い点だと思います。
  5. 後輩へアドバイス
    志望する学校や学部、入試方法によって受験対策は色々とあり悩んでしまいます。そのような時には、先生方に相談してから受験対策や学習計画を考えた方が効果的だと思います。私の場合、学校と塾の勉強を両立させることはできないと考えたので、受験対策は学校の勉強を中心に組み立てました。後輩の皆さんには、学校の授業を中心にして、大学に合格した先輩もいることを知って欲しいと思います。