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大学合格体験談

Y.S.さん 早稲田大学 人間科学部 健康福祉学科

2019/07/18

1.ELB(English listening B)では、ネイティブの先生とCNNのニュースを見ながら、グループワークを行い、たくさんの海外情勢に触れることができます。それが文理融合型の学部合格に繋がりました。
2.「将来やりたいこと」を考え過ぎて、いつまでも志望校を決められないと損です。大学の志望動機は何でもよく、まずは行動に移しましょう!

  1. Y.S.さん 早稲田大学 人間科学部 健康福祉学科【早稲田大学 人間科学部 健康福祉学科 を志望した理由】
    私は自分の将来がまだ見えていなかったので、大学で幅広く学べる「文理融合系の学部」を探し、その中でも早稲田大学人間科学部を志望しました。学部の中でも人気が高い「心理学」の講義を楽しみにしています。
    早稲田大学が気に入った点は、「演劇」が強いことです。私は恵泉で演劇クラブに所属していたため、演劇が有名で、小劇場などの施設が充実している早大に入って、演劇の勉強を続けたいという思いもありました。
    早大のオープンキャンパスでは、「体験講義」の受講をお勧めします。小説家の重松清さん(早大卒)などの著名人のお話しを聞くことができ、学問だけでなく、キャンパスライフの楽しみ方も知りました。
  2. 【英語の勉強方法について】
    英語の勉強に近道はありません。私は英単語に自信がなかったため、センター向けの単語帳(ターゲット1400)を勉強してから、早稲田向けの単語帳(ターゲット1900)にステップアップするという方法を選びました。いきなり応用向けの教材に手をつけるより、まずはセンター向けの教材を勉強した方が、基礎力が身につき、やり抜いたことが自信にもなると思います。
    役に立った学校の授業は、ELB(English listening B)です。ネイティブの先生とCNNのニュースを見ながら、グループワークを行いました。この授業でたくさんの海外情勢に触れたことが合格に繋がったと思います。早大の人間科学部では8つの英長文が出題され、人間科学部という性質上、英文は、文理問わずあらゆる分野からの出題です。科学論・環境論・医学論などの自然科学系の題材や、教育論・社会論・歴史などの社会科学系の題材も出題されます。海外のニュースのおかげでジャンルの偏りがないこと、豊富な知識によって、長文を全部読まなくても、選択肢を見れば解けてしまうというようなこともありました。
    英長文のサクセスポイントは、「丁寧な構文解釈」と「音読」だと思います。特に、難しいと感じた英長文は、英語のまま意味が捉えられるまで音読を繰り返すと効果があると思います。
  3. 【スランプの克服法について】
    もしスランプに陥ったら、その原因を分析してみると心が落ち着きます。「勉強方法の誤り」、「選択した教材の誤り」、「勉強不足」、「自信のなさ」、「心身ともに疲れている」などに原因があると思います。その他、「もう勉強したくない」と思ったら、一日休んで、何もかも忘れて遊んでください。そしてぐっすり眠ると、「そろそろ勉強でもするか」とモチベーションが復活するでしょう。
  4. 【6年間を振り返って】
    恵泉の魅力をひと言で語ることはできませんが、生徒の声で校則を見直すことができた点や、大勢の理解を得ることができれば、自由に活動できた点が恵泉の魅力だと思います。特に、私が委員長をしていた図書委員会では、他校交流や講演会を通して、学外の世界をたくさん知ることができました。古本市では支援先のために寄付金を集めることで、仲間との絆を高め、大きな達成感を得ることができ、とてもうれしかったことを覚えています。
    高校2年生は、学内イベントの中核です。自分で自分を褒めるのは苦手ですが、委員会と部活動の両立をさせた高2のときは、よく頑張ったと思います。私は、目立つ場所で活躍するというよりも、縁の下の力持ち的な仕事の方が、自分の力を発揮できることに気づけました。両立させたことで、とても大切な発見をすることができたのです。また、人の見えないところで頑張っていた私に気づいて、友人たちが私を支えてくれたことは、忘れられない思い出です。
  5. 【後輩へのアドバイス】
    後輩のみなさんへ。「将来やりたいことがわからない」ことで、志望校を決められない人がいると思いますが、考え過ぎないでほしいと思います。大学の志望動機は何でもよいと思います。「大学で某サークルに入りたい」、「オープンキャンパスで出会った在校生がカッコ良かった」、「あの芸能人が卒業生だから」、「学食が美味しかった」など、ちょっと軽い志望動機でもよいと思います。なぜならば、受験に向き合う上で、大切なことは行動に移すことだからです。前進を始めることによって、「なぜこの大学なのか」、「この大学でやりたいことが実現できるのか」、「自己実現できるのはこの大学ではないか」など、いろいろな欲が出で来るものです。やがて目標がハッキリと定まり、モチベーションもアップし始めることでしょう。いつまでも悩まずに、まずは行動に移しましょう。
    最後に、焦らずにコツコツと勉強していくこと。たとえ思い通りに行かなくても、決して自分を嫌いにならないでください。目標に向かって頑張ったことが大切です。私たち先輩は、後輩のみなさんを常に応援しています。