
大学合格体験談
M.Wさん 上智大学 文学部 国文学科
2015/06/25
a.学校の授業を積極的な姿勢で受ければ、受験に必要な知識と集中力が鍛えられる。
b.恵泉の生徒はメリハリ上手。そんな環境にいると自分も時間の使い方が上手になる。
【志望理由】
学校の授業の中では、国語がいつも楽しく、ひとりで勉強するにも一番楽しい科目でした。それに気付き、また自分の成績とも見比べて、文学部の国文学科を志望しました。
高2の時、上智大学の文化祭に行き、直感的に「ここが良い!」と感じました。その他、上智大の国文学科はどの年代にも専門の教授がいらっしゃること、オープンキャンパスの模擬授業の仕方やそのお話し、豊富な専門書が揃った居心地の良い図書館を見て、高3の夏に上智大文学部国文科を志望することに決めました。- 【英語の勉強方法】
英語は「音読とリスリング」が大切です。勉強が忙しくなるにつれて、これらに割く時間を確保することは難しいと思います。しかし、音読とリスリングが合格のキーポイントです。いま振り返ると、この2つのポイントを集中的に勉強していた中学生の頃が、英語力を最も伸ばしたのではないかと思います。
高3の夏は、英単語・熟語と一学期中に解いた大学の過去問の長文・英作文のセット(11回分)を再度繰り返しました。使用した単語本は「英単語ターゲット1900」で、語数は多くありませんでしたので、長文中に出てきた分からない単語や熟語、そして文例までを丁寧に勉強するように心掛けました。私の場合、英文を読みながら単語や熟語を暗記した方が効果的でした。その他、塾の夏季講習も活用しました。
秋からは本格的な推薦試験の勉強に移り、長文を毎朝1題解いて、その中でまだ覚えていない語句は全てピックアップし、その場で暗記するという勉強を続けました。 - 【他主要科目の勉強法】
学校の授業はどれも役に立ちます。受験に必要な知識と集中力は、授業を積極的な姿勢で受けたことにより身に付いたと思います。学校の授業を無駄にしなければ、集中力さえも鍛えることができるのです。
クラブ活動で忙しかった時は、朝の時間や隙間時間を勉強時間に割いて、時間の効率的な利用を心掛けました。ちょっとした時間を利用して勉強することは意外に効果的でした。このやり方は皆さんにお勧めします。もちろん、部活のない休日やテスト1週間前は勉強だけに集中しました。 - 【スランプ克服法】
模擬試験では、得意な科目の結果も振るわなかったことが何度もありました。しかし、スランプにはなりませんでした。「点数が悪かったのは、単純に自分の努力が足りなかったから。もっとやればよいだけのこと」と考えていたのが良かったのでしょう。成績が悪くても落ち込まずに、自分の学力を過大にも過小にも評価せず、客観的に評価することが大切だと思います。「できること」と「できないこと」を分け、「できなかったこと、知らなかったこと」を一つひとつ丁寧に潰していけばよいと思います。客観的に考えることで、気持ちは楽になると思います。 - 【恵泉女学園の魅力】
恵泉の生徒たちはメリハリをつけられる人が多かったと思います。騒ぐときは大いに騒ぎ、勉強するときは集中して勉強する。時と場合に応じて行動できる人たちが多かったです。私はそのような生徒たちから刺激を受けていたので、私自身もメリハリを大事にしようと心掛けました。日頃の時間の使い方は、勉強時間の使い方にも大きな影響を与えるでしょう。
また、5年と少し続けたクラブ活動の存在も大きかったです。クラブがあっても言い訳することなく、定期テストに向けて勉強を頑張ることができました。本当に心身ともに強くなったと思います。受験勉強の集中力や最後まで諦めずにやりきる精神は、クラブ活動で養われたのだと思います。 - 【後輩へアドバイス】
日頃の授業を大切にすることが基礎力を養成することになります。また、自分がなりたい将来像を抱くことができれば、高いモチベーションを維持することにつながります。そして、高いモチベーションがあれば、最後まで諦めずに努力をすることができます。中高生時代は一生に一度きりです。もし、いま自分のやりたいことがあるならば、それに向かって突っ走って欲しいと思います。