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大学合格体験談

Y.Nさん 北里大学 薬学部

2014/08/06

a. 受験勉強は常に挑戦する姿勢を持ち、苦手科目は後回しにしないこと!
b. 学習する姿勢やその方法は、「直しノート」で身に付けました!
c. 信和会で経験したコミュニケーションの大切さを薬剤師として活かしたい!

  1. yn【志望理由について】
    以前から「人の役に立つ仕事がしたい」と思っていました。高校生になった頃から医療関係に興味を持ち始め、実際に調べるうちに、薬に関する専門知識によって、患者さんの治療に寄り添う「薬剤師」をめざしたいと思うようになりました。高1から毎年夏休みになると、薬学部のオープンキャンパスに参加しました。学校の雰囲気やカリキュラムなどを比較して、高2の春頃(新高3)には北里大学へ進学することを決めました。北里大学が良かった点は、学校の雰囲気が真面目で、文化祭で道に迷った時、学生さんがとても親切だったこと、教職員方が私の様々な質問を嫌がらずに大変丁寧に応えてくれたことです。他校と比べてとても好印象でした。
  2. 【医療系の入試について】
    私は受験に必要な科目の中で、たとえ苦手な科目があっても後回しにはせず、常に挑戦しようと考えました。
    数学は基本公式を高2の春頃(新高3)に振り返り、それ以降はたくさんの問題に取り組むことで、公式を実際に使いこなせるようにしました。また、解けなかった問題は、自力で出来るようになるまで何度も解き直し、解いた回数を問題番号の横に書くことで自信につなげていきました。また、理科の科目は、基礎的な知識を復習し、計算問題や暗記などを繰り返すことで問題に慣れるようにしました。
  3. 【英語の勉強方法について】
    英語は単語がわからなければ問題を解くことができないので、学校指定のデータベース(単語・熟語集)を使って、単語の意味をすぐに言えるようになるまで暗記をしました。また、英語はリスニングやリーディングなど、大学によって試験問題の形式が異なるので、高3夏~初秋には過去問に取り組むようにしました。出題傾向を早く掴み、学力不足を埋めようと思ったのです。試験自体に慣れることは不安を解消することにもつながります。その他、恵泉の授業の特徴は、単語や熟語、文法を細かく解説してくれることです。さらに、「直しノート」では試験でわからなかったことについて、自分が納得するまで先生に聞き直すことができます。直しノートで学習する姿勢や方法を学ぶことができたと思います。
  4. 【苦手科目の克服法について】
    苦手科目の克服法は、学校の教材を信じ、教科書を初めから読み直す(勉強をし直す)ことが良い
    と思います。基本的な知識が身に付いていないから苦手なわけで、焦って他の教材に手を出すのではなく、学校の教科書を理解することに集中する方が効率的です。また、模擬試験などの結果が伸び悩んだ時には、とにかく自分が解けなかった問題を解き直し、問題ごとに使われた基礎知識等を書き出して整理すると良いでしょう。できないことを一つひとつ丁寧に潰していくことが合格の近道です。
  5. 【恵泉女学園の魅力について】
    私は5年生までハンドベル部に在籍していました。ハンドベル部では大きな学校行事で演奏を披露しています。ハンドベルは個人の練習だけでは、良い演奏をすることが難しい楽器で、みんなで協力して作り上げていく必要があります。そのため、練習は大変でした。私が5年生のとき、ハンドベル部員の「感話」がありました。ある日の部活のとき、彼女は上手に演奏することができず、部長から「泣いている暇はないよ」と言われたことで心が落ち着いたと話してくれました。そのあと、偶然にも部長の感話があり、本番間近でありながら奏でる音の質が悪く、部長自体も焦りで追い詰められた心理状態だったと、そのときの思いを語ってくれました。同時に2人の心の中を知ることができ、みんな辛い思いをしながらひとつの目標に向かって頑張っていたことを知って、とても感動したことを覚えています。感話は人間教育に不可欠なものだったと思います。その他、私は学校の信和会(生徒会)の役員をしていました。私は以前から人見知りで、人前で話すことができない生徒でした。しかし、役員になってから急に話す機会が増え、否応なく話すようになりました。話す経験を通して、話す人の気持ちと聞く人の気持ちの両方を知ることは大事だと気づき、コミュニケーションを大切にした話し方や聞き方をしなければならないと心掛けました。この経験を活かして、将来は、患者さんや医師とのコミュニケーションを大切にできる薬剤師になりたいと思っています。
  6. 【後輩にアドバイス】
    「情熱」を大事にして下さい。「薬剤師になりたい!」「北里大学に行きたい!」という情熱を持つと大学受験に立ち向かう勇気を持ち続けることができます。