
大学合格体験談
R.Yさん 上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科
2018/09/13
一つひとつのことに丁寧に取り組むこと
「予習→授業→宿題+復習」のサイクルを確立すること。
【上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科 を志望した理由】
地域の方々との交流や住民同士のつながりに興味がありました。3年生の「職業調べ」で社会福祉士という資格を知り、社会福祉特に地域福祉に関心をもつようになりました。その後、上智大学の社会福祉学科では、福祉政策に関する科目と臨床に関する科目のどちらも学ぶことができることを知りました。行政の視点と臨床の視点から、福祉対象者に働きかける専門知識を身につけられる上智大学に、魅力を感じるようになりました。
また、総合大学である上智大学は、所属学部・学科だけでなく、他学部・他学科の講義も受講することができます。福祉について様々な角度から学び、考えることができるのではないかと思いました。その他、教育の精神として掲げられている「Men and Women for Others、with Others」に共感し、自分の思い描く将来像とも一致していたため、上智大学で学びたいと思うようになりました。
上智大学のオープンキャンパスには4年生の夏から参加し、学部・学科説明会に参加しました。その他、数名の在校生の方に大学のことや学科のことなどを直接教えていただきました。在校生だからこそ知る情報や生の声を聞けることは、オープンキャンパスに参加する醍醐味だと思います。- 【英語の勉強方法について】
英語の基礎を築くためには1年生のときから授業や課題に誠実に取り組むことが大切です。勉強のやり方は先生が教えてくださるので、まずはそれに従ってみましょう。英語の力を着実につけるためには「予習→授業→宿題+復習」のサイクルを確立することが大切です。また、英語の授業では、習ったことや解いた問題の復習テストがたくさんあり、テスト勉強をすることで、授業の復習ができたことは効率的でした。
英語の「直しノート」はとても役立ちました。直しノートをつくることで弱点や間違えやすいポイントがわかります。また、自分の言葉で間違えた問題を解説することで、より身につきやすくなったと思います。担当の先生が直しノートを丁寧に見てくださり、コメントを書いてくださったことはとても励みになりました。 - 【「公募推薦試験」の対策について】
私の場合、推薦試験を受けることを見据えて、恵泉入学時から「学校の勉強はしっかりと取り組む」ことを心がけました。中学生の頃から大学受験の推薦を考えるのは早いという意見はあると思いますが、推薦・一般試験の如何に関わらず、大学受験をするための基礎は早めに固める必要があります。また、高校からいきなり成績を上げることはとても大変なので、知識をコツコツと積み上げることが大事だと思います。
その他、4年生の頃から「提出レポート」や「個別テスト」のために、社会や福祉に関する新聞記事をスクラップし、ニュース解説番組の時論公論やクローズアップ現代を観たりしていました。実践的な推薦対策は6年生の夏休み明けから始めましたが、出願には定められた外国語検定試験の結果が必要だったので、英検を5年生の春に取得しました。
志望理由書や面接などの指導を担任の先生にお願いできたことはとても助かりました。特に、言葉遣いを丁寧に教えていただけたことは、個別テストなどで大いに役立ちました。また、政治経済の授業では、社会の基本的な仕組みについて学べ、福祉を必要とする社会の現状について考えるきっかけとなりました。試験一か月前に経済の授業で学んだ内容が、個別テストで出題され、受験と直接関係のない教科の授業も真面目に取り組むことは大切だと感じました。 - 【後輩へのアドバイス】
私にとって公募推薦はとても良い制度で、志望校進学の可能性を広げることができました。推薦試験と一般試験は対策するポイントが異なるので、両方の勉強を並行して進めることは難しく、焦ることばかりでした。振り返ってみると、4年生のときに早く目標を定め、コツコツと準備を進めてきたことが良かったのだと思います。
後輩のみなさんには、「自分の関心はどこにあるのか」、「自分に合った大学はどこか」、「自分の強みを活かせる入試制度はあるか」などを探すために、進学情報の収集をお勧めします。また、4年生のときから大学のオープンキャンパスに参加し、様々な刺激を受けることも重要だと思います。目標を定めることができると、受験対策に本気で取り掛かることができます。
最後に、大学受験に関わらず、「一つひとつのことを丁寧に取り組むこと」を心がけてください。そうすると密度の濃い毎日を過ごせると思います。後輩のみなさん一人ひとりが充実した恵泉生活を送れることを願っています。