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大学合格体験談

R.Mさん 慶應義塾大学 環境情報学部

2014/06/26

a.英語の「直しノート」を真似て、苦手科目の日本史を克服!
b.英語の長文に慣れるため、高1から3年間、放課後講習に参加!
c.「最後まで間違い続ける!」。 間違えることは、新しい知識を身に付けるチャンス!

  1. RM志望校の決定は高2の7月。慶応大の学園祭(湘南七夕まつり)に参加して直感的に決めました。同時に、2の夏から受験勉強を開始。まずは、慶応大環境学部の「赤本」を手に取り、どのような出題傾向なのかを把握しました。その後、自分の学力不足を補うための目標をつくりました。慶応大の赤本を見て、英語力も小論文の作成能力も全然足りないことに気付いたことが、私の受験勉強のスタートでした。
  2. 自分の足りない部分を知るということは、客観的に自分自身のことを理解できているということです。だから、自分が考えた目標や学習計画、勉強方法、そして自分が選んだテキスト、問題集を信じることができるのです。大学受験では、自分の学力を冷静に判断し、他人の意見に振り回されないことが大切です。
  3. 英語の学習ポイントは、中学の3年間で基礎学力を確実に身に付けることです。私は中学で使用した英語の教科書を何度も音読して全て覚えてしまいました。
  4. 受験勉強では、①語彙力が足りなかったので、英単語の知識を増やすことに取り組みました。一般的に「わからない英単語は文脈の前後から推測して読め」と言いますが、試験中では大きな時間的ロスになると思いました。私はより多くの語彙力を持つ方が有利だと考えたのです。②また、英語の長文に慣れることが大切なので、1から3年間、週一回、学校の長文読解講習(放課後講習)を受講し続けました。毎週1回長文を必ず読むということを自分で義務化したのです。その他、ハリーポッターの全巻を英文で読んだりして長文に慣れるようにしました。③さらに、英語は文法、単語、熟語、構文、作文などいくつかの要素に分類することができますが、それぞれをバラバラに勉強することは効率が良くありません。そこで、長文を読むことで、わからない単語は調べて覚え、わからない構文や熟語があれば先生に聞くなどして、長文読解を中心にして総合的に英語力の向上を目指しました。④その他、通学バスの中ではiPhoneを利用してBBCのニュースを聞き続けました。時間を無駄にせず、リスニングの力を身につけようと思ったのです。
  5. 慶応大・環境情報学部以外の大学の試験では「国語」「日本史」も勉強しました。「日本史」や「古典」(得点し易い)は学校の授業で十分でした。模試では、日本史の点数が思うように向上しなかったので、「英語の直しノート」のように「日本史の直しノート」を作成しました。何度も繰り返して目を通したことで、本番のセンター試験では20点も得点が向上しました。オリジナルの直しノートはとても効果的ですよ。
  6. 上手な学習方法は、日常的に目標を定めて勉強することです。常に目標を持って勉強に取り組んだ方が効率的で効果的です。小さなステップを越えたり、繰り返したりすることが、長い受験勉強を続けられる秘訣だと思います。私の場合、「英検」を積極的に活用しました。英検を受験するということは級という「目標」と、試験日という「期限」があるので、モチベーションを維持することができます。また、大学受験の予行練習と考えるのも良いでしょう。高2で取り組んだ準一級の英単語の勉強はとても役立ちました。
  7. 最後に、恵泉で教えられた「自分で考える」をモットーに、自分を知り、自ら目標を定め、自ら行動することが、何よりも尊い経験になります。そして、「最後まで間違い続ける!」こと。間違ったことにより、自信を失う必要はありません。間違いに気づくことで「こんなにもたくさんの得るモノがある!」とポジティブに考えてください。間違いは自分のプラスになる栄養素です。「直しノート」を制作して、新しい知識を増やしていけばよいのです。人間は間違えるのが当然なのですから。