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大学合格体験談

M.Tさん 明治大学 農学部 農学科

2018/07/15

恵泉は英語に力を入れている学校です。
授業だけでMARCHレベルの英語は読めるようになります。
学校の授業と定期テストをコツコツ頑張りましょう。

  1. 【明治大学 農学部 農学科を志望した理由】
    明治大学の農学部には4つの学科があり、その中でも農学科はまさに“農業”という感じです。農学全般において問題点を発見し、それを解決する能力を効果的に身につけられるよう、農業資源の開発や水・土地資源を生かした食料の安定生産から農村と都市の環境保全、緑の保全・創生まで、幅広い知識を身につけることを目標にしています。“農業”と聞いて、誰もがすぐ思い浮かべられるイメージの通り、野菜や果物の栽培も学びます。
    私はもともと農業経営に関わる仕事がしたくて、「農業経営アドバイザー」を目指しています。企業の農業参入や、農業の6次産業化、若年層の新規就農希望者の増加など、農業の特性を踏まえて経営アドバイスができる人材になりたいと考えています。そのためには多くの知識が必要であると考え、栽培という本当に農業の基本となることから学びたいと考えました。
    明治大学に惹かれた理由は、ファームステイプログラムの存在を知ったからです。ファームステイでは1週間の間、生産農家のお宅に分宿して農作業のお手伝いをします。そのなかで農家の課題に気づき、これから何を対策として取り入れるべきなのかを、農業体験をしながら考えることができます。
  2. 【英語の勉強方法について】
    英語の基礎力を身につけるには、学校の授業と定期テストをコツコツ頑張ることです。恵泉は英語に力を入れている学校なので、授業だけでMARCHレベルの英語は読めるようになると思います。私自身が証拠です。授業で習う一つひとつの文法をそのときにみっちり習得すれば、基礎力はかなりつくはずです。ですから予習と復習、そして「直しノート」を大事にしてください。
    役に立った教材は4年生のときの「総合英語Forest」(紫の表紙)です。この本に載っている重要文法や構文はとてもわかりやすく、例文を暗記し、さらに単語や熟語をきっちりと身につければ、たいていの文章を読めるようになると思います。部活も頑張っていた私にとって、この本がなければ英語の基礎力は充実しなかったと思います。
    受験勉強のポイントは、長文対策でしょう。予備校の講座を活用する、或いは市販の問題集を活用する、どちらでもよいのですが、本番の試験までに、たくさんの長文に触れることは絶対に必要だと思います。私の場合、和訳できなかった箇所は、文型を再確認し、解答を理解した上で、何度も「音読」するようにしました。
  3. 【その他主要科目の勉強方法について】
    私は農学部をめざしていたので、英語、数学、理科は必須科目となります。「数学」についてお話しすると、役に立ったのは「学校の授業と学校の学習教材全部」です。部活に力を入れていた分、勉強不足は覚悟していたので、アレコレ勉強することはしませんでした。英語同様に、数学も学校の授業をしっかりと学ぶことに重点を置きました。なぜならば、模擬試験でわからなかったベクトルや数列などをやっとの思いで克服したとき、「学校の定期テストのためだけに勉強をしてしまったな。あやふやなままにしてきたな」と、日々の学校での授業の大切さを痛感させられたからです。「生物」でも同じことが言えます。生物の授業では、私はただノートを取るだけになっていました。考えながら受講すればよかったと、受験生になって反省しました。
  4. 【6年間を振り返って】
    自分を褒めてあげたいことは、「部活で忙しかった」ことを言い訳にせず、「部活も受験もやりきった!」と思えるほど努力したことです。6年間、バスケットボール部に所属していて、部活を優先したため、他の同級生と比べて勉強時間が少なかったと思います。でもその分、大切な仲間に出会えたこと、私をずっと見守り支えてくれた顧問の先生に出会えたことは私の宝物になりました。
    一番の思い出は、中学の入学式に遅刻したこと。入学式が始まる時間までに登校すればよいと思い、親とノンビリ歩いていたら、校門にいた校長先生に「走ってください!」と初日から怒られてしまいました。(笑)
  5. 【後輩のみなさんへ】
    6年生の夏は、毎日予備校の自習室で朝から晩まで勉強していました。恵泉生に全く会えなくて、会話もせずにひたすら勉強するのは、本当にしんどかったです。そんなとき、後輩たちが出場する夏期大会の応援に行きました。後輩たちは想像以上に頑張っていました。私は後輩たちの姿を見て、「立ち止まっている場合じゃない」と逆に励まされました。恵泉の良いところは、友人も、後輩も、先輩も、みんな自分の目標に向かって頑張っており、お互いが直接的・間接的に応援し合っていることだと思います。日々の感謝の気持ちを忘れずに、勉強、部活、行事など、沢山のことに挑戦して、努力してください。私は“今”を大事に頑張りつづける人でありたいと思っていますし、みんなにもそうなってもらえたらなと思います。