
大学合格体験談
K.Mさん 早稲田大学 教育学部
2014/06/17
英語の「S-park」(特別講座)に早くから参加するのがお勧め!
恵泉では、志望校を見つけるために4年生(高1)からオープンキャンパスに参加することが推奨され、早くから様々な大学を調べるようになりました。早稲田大学教育学部を志望校として絞り込んだのは、5年生(高2)1月頃。5年生まではクラブ活動に精を出していたので、クラブと勉強の両立は大変でした。しかし、その大変だった経験が心の内面を強くし、志望校に対するモチベーションの維持に役立ったと思います。
- 受験勉強のアドバイスについて。最初に挙げたいことは、「模試を活用して、常に自分のポジション(学力のレベルと進捗状況)を把握すること」です。自分の学力を過大評価してはいけないし、過小評価してもいけない。客観的に「自分のいまの学力」を知ることが大切です。
- 次に、学校の勉強を重視して基礎学力をがっちり創り上げることが大切です。普段の予習、復習と小テストによって、繰り返し学ぶことで最も基礎学力を身に付けることができます。基礎学力がない中で、受験勉強に突入するのは大変危険です。基礎学力は、センター試験に直接つながることなので重視して下さい。
- 特に、1〜3年生の3年間はまさに基礎学力という土台をつくることになるので、素直に勉強すること。まずは先生が言うとおりにやってみることが大切です。それが最も効率が良かったと思います。例えば、英語では小テストや定期テストの後、「直しノート」があります。英単語や英作文を間違えれば何度も書き直しました。間違えた箇所は早くやり直すことを体で覚えたのです。しばらくすると、「直しノート」を何度も書き直すのが嫌で、テストで間違いたくないという思いが強くなりました。
- 本格的な受験勉強は6年生に入ってから。平日は3〜4時間。休日は、体調に注意してできる限りする。夏休みには8〜9時間。センター試験直前は9〜10時間でした。
- いま受験を振り返ると、受験の成否は夏休みの勉強の質と量にあったと思います。3教科の学習目標を明確にして取り組みました。英語は、①文法の問題文を多くこなすこと、②長文を多く読み、慣れること、③語彙力を十分に身につけること、の3点に気を配りました。国語では、点数の差が出やすい古文を重視しました。古文は学校の授業や特別講座でたくさんの演習をこなすだけで十分に対応することができました。世界史は夏休み前までに、古代から現代までひと通り終了させ、夏休みには出題率が高い戦後史と文化史を完成させるようにしました。特に、文化史はセンター試験や一般試験に出ることが多かったので、早めにやり終えた方が安心です。
- 合格の秘訣は、「英語で点数を稼ぎ、世界史で逃げ切る」という型を掴んだこと。5年生で参加した「S-park(自主参加講座)の英語・センター試験対策」で、いまの自分の力とセンター試験のレベルを客観的に早くから掴むことができました。その後の受験対策に大いに役立ったと思います。大学入試を恐がらずに早くから取り組んでおくと、自分なりの目安ができます。学校が用意してくれる講座に参加することがお勧めですよ。