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大学合格体験談

R.Kさん 早稲田大学 国際教養学部

2018/06/14

学校の授業では「時事英語」がお勧めです!
英長文に慣れるだけでなく、時事問題を通して「自分で考え、自分の意見をまとめ、自分で発信する」というトレーニングができました。
大学のAO入試対策にも役立ち“一挙三得”です。

  1. 【早稲田大学 国際教養学部 を志望した理由】
    私は将来、メディアを利用して日本の若者の政治参画を支援したいと考えています。そのためには、政治学はもちろんのことジャーナリズム学、社会学、心理学など、幅広い分野を学ぶ必要があると思い、国際教養学部ならば、それを実現できると考えました。
    早稲田大学は、マンモス校と呼ばれているように、学生数や教員数、卒業生数、留学生数などが大変多い大学です。つまり、多様な人たちと出会えるチャンスが多いということです。また、学部間で連携するオープン科目数や企業からの寄附講座が充実している点も魅力でした。
    早大のオープンキャンパスには、6年生の夏に参加しました。その後も普段の様子を確かめるため、そして、受験勉強のモチベーションを高く維持するために、平日のキャンパスに何度も足を運びました。志望校として決定したのは高3の9月頃でした。
  2. 【英語の勉強方法について】
    英語は基礎力が何よりも大事です。1年生から教科書の単元ごとにしっかりとマスターしていくことが、自分の基礎力になったと確信しています。教科書の単元は前の単元の復習を重ねながら進んでいくので、新しい文法を一つひとつ自分のものにしていくのに効率が良いと思います。また、わからないことを先に延ばすことなく、先生に質問をして早く解決するようにしてください。
    受験勉強に役立った授業は、6年生のときに選択した「時事英語」です。授業ではたくさんの英字新聞(JAPAN TIMES)を読んだので、英語の長文問題を読む抵抗がなくなりました。同時に、単語力や読解力、速読力、和訳力を養うこともできました。受験勉強を超えた勉強ができたように思います。
    また、様々なニュースに触れることができたので、多くの社会問題を知ることができました。時事問題に触れることで、「自分で考える→自分の意見をまとめる→自分の意見を話す」というトレーニングが自然にできるようになりました。この授業のおかげで、AO入試の小論文では、短時間で自分の意見をまとめ、意見を述べることができるようになったと思います。早稲田大学のAO入試の「Critical Writing」に役立ったのは言うまでもありません。
    英語は独学で勉強するのは困難です。ですから、学校の授業を最優先にして下さい。授業を大切にするということは、英語の教科書(CROWN)のマスターを重視することになります。各単元を完璧に理解するようにすると、英語の基礎力は万全です。基礎力がない状態で受験勉強に突入しても効果は低いことを覚えておいてください。1年生の入門編から6年生の受験対策まで、日々の積み重ねが大事です。
  3. 【他の科目の勉強方法について】
    どの教科においても、私は「音読」を重視していました。①自分で授業をする感覚で、②教科書とノートを利用して、③さらに授業で先生が話してくれたエピソード等を交えて、もう一度自分の力で授業を再現するのです。この方法のメリットは、記憶に残りやすいこと。例えば、日本史の授業を再現すると、出来事の因果関係を理解でき、時系列も整理されるので、単なる暗記とは違った別の記憶を定着させることができました。史実の本質がわかっていれば、わからない用語に惑わされることなく、正しい解答を導き出せると思います。他の科目でも応用が利く勉強方法なので、みなさんにお勧めします。
  4. 【恵泉はどんな学校でしたか?】
    「一人ひとりが自分の世界を持ち、その世界をお互いに尊重していること」が、恵泉の最大の魅力です。自分自身を見つめる機会が大変多く、自分のペースで自我を形成することができました。
    一番の思い出は「修養会」です。プログラム最後のクラス会で、クラス一人ひとりが自分の心の内を語り、みんなで大号泣しました。また、黙想の時間に目を閉じて、自分の6年間を振り返り、これからのことに想いをはせ、静かに目を開けると、美しい星空が広がっていて、それがとてもきれいで涙が溢れました。いろいろな体験によって、自分の感性を磨くことができたことに感謝しています。
  5. 【後輩のみなさんへ】
    これからどんなことがあっても、恵泉で学んでいる皆さんならば、必ず乗り越えられるでしょう。自分が一番素晴らしいと信じることに自分の全力をぶつけて下さい。私たちが頑張れたのですから、後輩のみなさんが頑張れないわけはありません。恵泉の6年間を無駄にせず、充実した時間を過ごしてほしいと心から願っています。