
大学合格体験談
A.Wさん 東京理科大学 理学部 応用化学科
2018/06/14
英語の勉強で心配することなし。
「毎週実施される小テスト」「長文読解法」「音読」「直しノート」など
学校の授業に合わせて、先生が勧めてくれる勉強方法を継続しましょう‼。
【東京理科大学 理学部 応用化学科 を志望した理由】
応用化学科では原子や分子レベルで様々な現象を理解し、生活を豊かにする新たな物質の開発や、自然環境を守るための化学を学び、探究しています。
私は小さい頃から科学実験が大好きで、将来は化粧品や医薬品、生体材料などを研究してみたいと考えていました。大学進学の際、薬学部と理学部で進路を迷いましたが、理学部では薬を扱うだけでなく、再生医療における機能性材料や化粧品に応用される材料の研究を行っていることを知り、幅広く化学を学ぶことができる理学部に大きな魅力を感じました。
東京理科大学を志望校にした理由は「真の実力を身につけた学生のみを卒業させる」という実力主義が貫かれているからです。国内外で通用する高いスキルを持った研究者になるために、理科大で学びたいと思いました。- 【英語の勉強方法について】
基礎力をつけるには、英単語・英文法の力が大切だと思います。知らない単語に出会ったときは、直ぐに調べて覚えるようにしました。また、文法問題では日本語の例文を英訳する練習を繰り返しました。
役に立った授業は、毎週実施される「単語や文法の小テスト」です。決まったペースで覚えることができたので、無理なく続けられました。その他、英語の長文を読む授業では「段落ごとに要約して、タイトルをつける」ということを学びました。この練習を繰り返せば、センター試験程度の長文ならば、速く、正確に読み取ることができるようになります。
私は長文を読むことが苦手だったので「音読」をするようにしていました。音読を繰り返していると、文章の内容を徐々に把握できるようになり、速読の力が付きます。その他、間違えた文法問題はリストアップし「直しノート」にまとめて、いつでも見返せるようにしました。
以上のように、英語の授業ではいろいろな勉強方法を教えてくれます。先生方が勧めてくれる勉強方法を素直に実行して、学校の授業に合わせて勉強を続ければ、基礎学力を身に付けることは難しいことではありません。そして、宿題や課題を貯めずにやり続けることが大事です。英語に限ったことではありませんが、日々の授業を大切にするようにしてください。 - 【苦手科目の克服方法について】
数学が苦手だったのですが、公式や解答のポイントをふせんに書き出し、常に目に触れるようにしていました。また、間違えた答えや公式は消さずに残し、正しいものを隣に書き、自分は何を間違えてしまったのか、その事実を正しく理解するようにしました。問題を解いたうえでわからない箇所は先生に積極的に質問し、アドバイスをいただきました。このように前向きに行動することはモチベーション維持に役立つと思います。
得意と苦手の部分を明確にし、苦手な部分を一つひとつ確実に潰していくことが、スランプ脱出の近道だと思います。まずは予習復習を確実に取り組み、苦手を後回しにしないようにしましょう。 - 【恵泉はどんな学校でしたか?】
園芸の授業では、植物に触れたことで思いやりや感謝の気持ちを持つようになりました。また、恵泉は留学生を迎え入れるホストスクールになっており、国際交流が身近なところでできたことは、大変良い経験となりました。
6年間の思い出は、東日本大震災の被災地支援活動です。実際に被災地を訪問し、港で養殖の作業をお手伝いしたことや地元の方のお話しを聞いたことで「いま被災地に何が必要とされているのか?」、自ら考えるきっかけとなりました。その他、6年生の「修養会」では、2泊3日でひたすら自分と向き合い「羅針盤」というテーマで将来なりたい自分像について考えることができました。仲間と優勝を勝ち取るために全力を尽くした「スポーツデー」も良い想い出です。 - 【後輩のみなさんへ】
進路は様々な体験や経験から見えてくるものだと思います。もし進路に悩んでしまったら、自分の興味や関心のあることに積極的に取り組んでみることをお勧めします。私は進路が定まっていない時期に「留学」をしました。この留学経験がきっかけとなり、「将来、私は何がしたいのか?」をじっくりと考えることになりました。ですから、部活や学校内外の行事に、まずは積極的に取り組んで、多くの経験をしてほしいと思います。それらを積み重ねていくうちに「自分はどんな人間なのか?」「何がしたいのか?」が、きっと見えてくるはずです。