進路・進学
トップページ > 進路・進学 > 大学合格体験談 > N.Mさん 東京外国語大学 言語文化学部 ペルシア語

大学合格体験談

N.Mさん 東京外国語大学 言語文化学部 ペルシア語

2018/05/23

英語の授業を疎かにしないでください。
先生が学校の定期試験や模擬試験の結果をもとに、
私たちの弱点を補おうとしてくれるからです。

  1. 【東京外国語大学 言語文化学部 ペルシア語 を志望した理由】
    以前から世界の様々な文化に興味があり、なかでもイスラーム教とイスラーム教の影響を受けた文化について学びたいと思っていました。また、英語の学習で語学にも関心を持つようになり、歴史が長いアラビア文字を用いるペルシア語を勉強したいと考えました。
    さらに、言語や文化の学びに加え、西アジア地域を中心に現代社会が抱える問題についても深く学びたいと思っています。
    東京外国語大学の魅力は、まさに世界を凝縮したかのような、他の大学にはない校風と留学する環境が整っている点です。私は中東地域以外にも興味があるので、常に世界に触れることのできる学習環境が欲しいと思っていました。同校を志望したのは早く、4年生の夏には志望校として考えていました。
  2. 【英語の勉強方法について】
    英語は基礎力が大切です。学校の勉強をしっかりと取り組むだけで基礎力(単語や英文法)は必ず身につけられると思います。
    6年生の選択授業にある「英語演習」は、様々な大学の過去問を解いて長文を読む力をつけたり、英文解釈をしたり、センター試験の苦手分野の対策を行ったりするなど、全てが大学入試対策に役立ちました。また、習熟度別で行う普段の授業も、先生が学校の定期試験や模擬試験の結果をもとに、私たち生徒の弱点を補うようなものが多くとても役立ちました。定期試験や小テストでは、それまでに習った重要な文法や単語が必ず含まれていたので、解くたびにとても良い復習となりました。ですから、学校の授業とその課題や小テストの勉強を疎かにしないでください。
    志望校の対策として、リスニングと英作文は重要だったので、毎日勉強するようにしました。シャドーウィングや全文ディクテーションを何度も行いました。要約や英作文は学校の先生に添削をお願いし、何度も書き直しました。私の場合、学校の勉強自体が受験対策になっていたのです。
  3. 【その他主要科目の勉強方法について】
    とにかくまずは、どの科目も基本的な事項を完璧にすることが大切です。そのためには、単語帳や問題集を何冊も勉強するのではなく、少ない冊数を集中的に何周もやることです。わからない問題や間違えた問題は「やり直し」に力を入れましょう。
    理科基礎や数学といったセンター試験だけの科目は、英語、国語、世界史の主要3科目の気分転換という位置づけで勉強しました。但し、数学は不安だったので、春からセンター試験の対策を開始しました。数学は基本問題を落とさないようにして、どうしても理解できない問題は学校の先生に質問しました。
    世界史は6年生の選択科目にある「世界史演習」が役立ちました。センター試験や様々な大学の過去問を解いて、先生の解説を聞くという授業でしたが、担当の先生の解説がとてもわかりやすく、授業の題材にした過去問も良い問題ばかりでした。
    受験勉強だからと言って、無理して勉強することは反対です。睡眠はしっかりと取るようにしてください。勉強時間を確保するために、通学時間や休み時間などの隙間時間を利用すると焦りは少なくなります。
  4. 【6年間を振り返って。後輩のみなさんへ】
    恵泉の魅力は生徒の個性を大切にする環境があること。だから、生徒一人ひとりがしっかりと自我を確立することができるのだと思います。特に、高校生になるといろいろな個性(魅力)を持った友達と互いに刺激し合うことができたので、毎日がとても充実していました。
    後輩のみなさんには、6年間で、できるだけたくさんの体験や経験を積んでほしいと思います。私の場合、5年生のときには「スピーチコンテスト」に出場しました。友人と切磋琢磨して、毎日たくさん練習しました。入賞した友人のスピーチは本当に胸を打たれました。また、友人といままでの出来事や将来について話し合い、とても充実した時間を過ごした「修養会」も良い思い出になりました。その他、大自然の中で、牛舎掃除など、なかなかできない面白い体験ができた「清里ファームワーク」も忘れられません。
    このように恵泉には、自分の好きなこと、やりたいことを見つけるチャンスがたくさん用意されています。何もしないで6年間を過ごすのはもったいないです。少しでも興味のあることがあったら、勇気を出して行動に移してください。