
校長ブログ
土壌が大切!
2014/02/28
マンサクの花
例年より1か月遅れで、山梨県清里高原にあるキープ協会清泉寮自然学校から校長先生とスタッフの方が3トンの堆肥を運んで早朝6時に来校されました。お話を伺うと、今年は二度の大雪でライフラインが寸断され、大変なご苦労があったそうです。作物や畜産の被害も多く出ているそうです。山梨の方々の生活が一日も早く通常通りになりますように心よりお祈りいたします。
恵泉生は、中学2年時に宿泊行事「ファームワーク」を清里の自然学校で行っています。そこで様々な自然体験をします。その一つに、朝5時に起きての牛舎掃除があります。牛舎掃除で出た牛の糞は、半年ほど寝かせると発酵し臭いがしなくなり、さらに寝かせ熟成させると良質な堆肥となります。今回の堆肥は、1年半もので、今の中3生が中2の時の作業で集めたものです。園芸で用いる畑の土壌は、この堆肥によって整えられます。植物が豊かに育つためには、水や空気や光の他に栄養を含んだ土が必要です。この肥沃な土によって、植物のいのちが育まれていきます。人のいのちの成長も同じです。大切なものは、土壌です。
恵泉の教育環境を象徴する出来事でした。