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校長ブログ

第77回高等学校卒業式と感謝会

2025/03/15

昨日3月14日、うららかな春の陽気の中、第77回高等学校卒業式を挙行することができました。卒業生の一人ひとりはこの日のために各自が選んだ白いブラウスに黒のスカートやパンツ、黒のパンプスに身を包み、胸元には5年生手作りのカーネーションのコサージユが彩を添えていました。

この学年は中学1年の入学時に6クラスで始まった特別な学年でした。中学入試の結果5クラスには収容できないほどの人数と分かり、急遽4階の信和会室をホームルーム教室に改装し、受け入れ態勢を整えました。6つ目のクラス名も生徒からの投票で柚組に決まり、2年牡丹組、3年藍組も誕生しました。しかし、彼女たちが通常の1年次を終えようとする頃、新型コロナのための休校期間が始まり、オンライン授業など、異例尽くしの学校生活が2年ほど続きました。2年の夏に予定していたファームワークは1年半先延ばしになり、3年生の3月に雪の残る清里で宿泊できたことが嬉しい思い出になりました。

式のために私が選んだ聖書箇所は詩編103篇の1~5節です。2節に「主の御計らいを忘れてはならない」とありますが、これは新改訳聖書では「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」と訳されています。毎年思う、式でのハイライトである卒業生代表の「感謝の言葉」の中に、コロナ禍の不自由な日々を経た6年間でしたが、既に「主が良くしてくださったこと」をいくつも数える姿がありました。

また、式後に催された感謝会では共に過ごした教職員達からの温かな励ましのメッセージも寄せられました。カフェテリアと多目的ホールでは、恵泉会の皆様が心を込めて会場準備をしてくださり、日頃カフェテリアでの食事でお世話になったシダックスの皆さんにも支えられ、和やかな会食の場となりました。私も多くの保護者から言葉をいただき、また卒業生たちとの記念撮影におさまる中で、こんなにも多くの生徒とそのご家庭が学園での日々を愛おしんでくださったことに改めて感謝の思いが溢れました。そしてここまで卒業生一人ひとりの成長を促し、導いてくださった主に心から感謝する一日となりました。