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校長ブログ

クリスマス礼拝2021

2021/12/24

今週22日(水)には午前に高校、午後に中学のクリスマス礼拝を守りました。今年度は札幌から日本キリスト教団牧師の高橋 一先生をお迎えして、それぞれ「想定外の出来事~戸惑い、思い巡らし、決断するマリア~」、「名もなき人びとによって伝えられた聖夜の出来事」という題でメッセージをいただきました。高橋先生は長らく酪農学園大学教授・宗教主任としてお勤めになりましたが、それ以前にJOCS(日本キリスト教海外医療協力会)によってカンボジアに派遣された経験もお持ちです。

札幌のスライドから始めて、ご自身のクメール語習得時のエピソードと共に、中国でのキリスト教宣教に用いられた「逆さ絵」を通して、信仰を得る前と後では人の表情が「悩みから喜びに」変わることを示してくださいました。また、これから虚偽と欺瞞に満ちた実社会(三省堂『新明解国語辞典』の定義)に出ていく高校生たちに、先生ご自身が若き日に恩師から頂いた言葉を通して、人生の岐路における決断の際に、”Thy Will Be Done.”「主のみこころがなりますように」と祈ることを忘れないように、との励ましをいただきました。

中学生たちには、1936年のベルリンオリンピックに出場した陸上選手、ジェシー・オーエンス選手(アメリカ)とルッツ・ロング選手(ドイツ)との間に生まれた、差別や偏見を越える友情についてご紹介くださいました。クリスマスの出来事は貧しく名も無い羊飼いたちに最初に告げられ、2000年後を生きる私たちへと伝えられてきました。真実を知り、恵みを頂いた人たちには、”Be a caring person.”「他人を思いやる人になりなさい」 という、高橋先生の恩師からの言葉を伝えてくださいました。

この2年余りのコロナ禍にあって、中継を用いた中高合同礼拝を守ってきましたが、今年のクリスマスには高橋先生から高校生と中学生のために特別にご準備くださったメッセージを伺い、一同でハレルヤを合唱できたことは、本当に幸いな、恵みの時となりました。23日には、1年生の制作した切り絵カレンダーを高齢者施設にお届けしました。

皆様の心の内に、クリスマスの喜びと平和が豊かにありますように。