校長ブログ
信和会活動
先週金曜日、今年度最初の信和会就任式と総会が行われました。信和会の役員や議長団は前年度に選出されていましたが、休校期間を挟んで各部部長や委員長の選出が進み、年度末までの予算と活動計画が総会で承認されました。今年度の就任式と総会は、フェロシップホールから各ホームルームへの中継放送の形態で実施され、議長によるスムーズな司会のもと、滞りなく議事が進行しました。
選出された役員や部長、委員長の就任挨拶に込められた熱意と責任感に感服すると共に、今年度の信和会活動に大いに期待しつつ総会に臨席しました。創立者河井先生は、授業以外の学校生活すべての采配を生徒に託され、互いに信じ、和睦し合って、学園生活をより豊かなものにしていくことを信和会に望まれました。この自治活動の精神は、信和会のシンボルである「鍵」と「鐘」の引継ぎと共に、代々受け継がれてきました。
シンボルである木製の鍵は1932年以来、「西洋の宿屋のマスターキーのごとく、あらゆる人の心の扉を開き、仕えるものになるという精神」を、また鐘は1948年以来、「カリフォルニアがスペイン領であった頃、聖教徒によって教会が各地に建てられ、教会の鐘の音が人々の生活を導いたことに由来し、信和会の進歩を記す」象徴として、長年大切にされてきました。鍵と鐘は普段は学園史料室に展示、保管されています。
今年度はコロナ禍にあって様々な制約がありますが、その中でも工夫して、会員のために益することを精一杯実施していこうとする「信和会2020」に大きなエールを送ります。
「わが魂(たましい)よ、主をほめまつれ、わがうちなるすべてのものよ、そのきよき御名(みな)をほめまつれ、
わがたましいよ、主をほめまつれ、そのすべての恵みを忘るるなかれ。」(交読文25 詩103篇)