学校案内

校長ブログ

信仰・希望・愛

2020/06/13

 今週はようやく、新年度初めて在校生すべての登校が叶いました。4日間に分けて、31クラスが時差を設けてホールに集合し、担任の先生やクラスメイトに直接対面できました。私が始業のお祈りに各クラスを訪ねると、この3か月で随分背丈の伸びた人、うなずきながら話を聴いてくれる人、マスク越しではありますが、皆に学校再開の喜びが溢れていました。

 休校期間中は慣れないオンライン授業など、各家庭での孤軍奮闘はどんなにか大変だったことでしょう。これからは隣に一緒に頑張る仲間がいます。それだけで共に生きる勇気と活力が湧いてきます。学校はたくさんチャレンジして、失敗から学ぶところです。失敗を恐れずに、共に励まし合って成長していきましょう。

 2020年のこのコロナ禍は、現在世界に生きる全ての人が例外なく体験している歴史的な出来事です。真のグローバリズムと地球市民の意識をもって、全世界の人々が知恵と力と心を合わせれば、決して乗り越えられないはずはありません。神様は私達が乗り越えられないような試練に遭わせることはなさらないからです。私達がこの歴史的転換点を皆で乗り越えた時、人間にとって「より良い世界」を神様が見せてくださると期待しています。

「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」(コリントの信徒への手紙一 13章13節)

 この聖句の、愛、希望、信仰は恵泉の校歌のキーワードです。共に私達のテーマ曲を心で高らかに歌い、前進していきましょう。

カシワバアジサイ